今日は大阪天満宮の初天神でした。
毎月25日は菅原道真公の御縁日です。
1月25日は道真公の左遷が決まった日で
この日を追憶し 道真公の御霊を慰めるために
愛でられた梅の小枝を 神饌に添えてお供えすることから
「梅花祭」という名前がつけられました。
年の初めの縁日であることから、この日を「初天神」
12月25日を終天神(しまいてんじん)と言います。
また初天神には「うそ替え神事」も行われます。
これは菅原道真公の愛鳥「鷽(うそ)鳥」にちなんだ行事で
参詣者は授与された「鷽鳥御守」を
太鼓の合図に合わせて周りの人と交換しあい
太鼓が鳴り止んだ時、御守に入っていた「うそ守り」で
自分自身の嘘の罪滅ぼしをして、今年一年の幸運を祈願します。
午後には、受験生を対象にした
「通り抜け参拝」(難関通り抜けを祈願する)もあります。
そして還暦者や年男や
阪神・オリックスのプロ野球選手による「福玉まき」もあり
天神さまは24日(宵宮)25日(梅花祭)ともに一日賑わいます。
菅原道真公の幼少時代の名前は「阿呼(あこ)」といい
5歳の時、庭に咲く紅梅を見て、このような歌を詠みました。
美しや 紅の色なる 梅の花
阿呼が顔にも つけたくぞある
梅の花は菅原道真公が生涯愛した花とされています。
また天神さまと牛とのゆかりは
道真公が845年6月25日に生まれた日が「丑」の日であり
903年2月25日に死去されたのも「丑」の日でした。
そして道真公の墓所に決めた場所が
大宰府の北東「丑寅」であったなど、多くの牛との関わりがあり
天神さまの信仰には「牛」がつきものとなりました。
今年、友人や知人のお子さまに受験生が多く
帰りに「合格」にちなんだ心ばかりの縁起ものを買い
お届けすると、みんなとても喜んでくれました。
受験生は正念場。親子で大変な時です。
このようなささやかなものでホッと緊張感がほぐれると嬉しい。
うちには受験生はいないけれど、美味しそうだったので買ってきました。
現役時代には子供たちにも食べさせた
「合格饅頭」 「合格パン」 「合格祈願・天神さんの甘梅」です。
東風吹かば においおこせよ 梅の花
あるじなしとて 春なわすれそ (菅原道真公)