曇り、11度、75%
今私が使っているMacBook Proは、私専用のラップトップとして3代目です。2代目までは、シャープのものを使っていました。ずっとMacを使いたいと思っていたのに、主人が日本から買って来てくれるのは、シャープでした。香港で売られている日本のメーカーのPCは、日本語対応をしていません。日本から持ち込むより他はなかったのですが、買って来てくれる人の手前、がっかりした顔など見せられません。それに、私の使うレベルに合った働きを、2台ともこなしてくれました。やっと、Macを手に入れたのは2年ほど前です。アップルストアーにネットで申し込み、シンガポールから送られてきました。私は、普通のユザーです、音楽やアートをいじったようなことはしません。それでも、Macのものの使いよさを感じます。iPad、iPhoneと使って来た延長線でしたので、Windowsからの移行も思ったより楽に出来ました。
でも何で、そんなにMacのラップトップが欲しかったのか?自分でも忘れていました。先日、CD,DVDの整理をしていました。溜まりますから、本よりはまめに整理します。整理しながら、懐かしいものを見たりするわけです。リーザ ウェザースプーンという大好きなアメリカ女優がいます。演技がうまいわけでも、美人でもないのですが、端役時代から見続けています。「REGALLY BLONDE」確か邦題は、「プリティブロンド」だと思います。ピンクのスーツに身を包み、チワワを片手に法廷に現れる弁護士の役です。彼女が、ハーバードで法律を学ぶシーンがあります。とても出来の悪い彼女が、他の学生が普通のPCを使う中、ただ一人、スケルトンのオレンジ色のMacを使っているのです。そのシーンを見た途端、あっ!これだったんだと思い出しました。私がどうしてもMacを使いたいと思ったのは、その形も色も常識から外れたPCに惹かれたからでした。
1999年から2001年にかけて作られた、calmshellというシリーズです。スケルトンカラーで、オレンジ、ブルー、グリーンなどが有り、形は名前の如く、貝の殻のようです。はっきり言えば、今、子供向けのPCがありますが、あんな安っぽい感じです。私の、Mac憧れの原点は、このcalmshellでした。
実はこの映画、続編があります。おまけにその続編を見ていた私は、絶対にMacと思ったもう一つのシーンを見ました。ピンクですべてを固めたウェザースプーンの弁護士事務所のブースは、これまた、全てピンクです。そして、なんとピンクの普通の型のMacがデスクにあります。ピンクのラップトップです!ピンクが欲しいわけではありません。しかも、そのピンクは特注だったそうですが、強いインパクトがありました。
いかにもミーハーな私らしい願望の現れです。でも、実際に、自分のMacを手に入れるまで10年近くかかっています。すっかり、自分のMacの原点を忘れていました。スケルトンでなくても、ピンクでなくても、欲しいのはMacだったのです。言い訳みたいですが、きっと私のような方は他にもいると信じています。