曇り、14度、80%
昨年末、大滝詠一の訃報に接したとき、一番に思い出したのが、「A LONG VACATION」のLPのジャケットでした。LPを脇に抱えて帰って来た主人を思い出したといった方がいいかもしれません。確か、結婚前には、いつも「NIAGARA MOON」のLPを持っていましたっけ。
ここ10日ばかり、珍しく古いCDを出して来て、大滝詠一やその周りのはっぴいえんど、シュガーベイブの曲を聴いています。考えてみると、このグログに一度も音楽のことを書いたことがありません。聞いている物といったら、10年ほどボサノバばかりです。車の中でもボサノバ、香港の渋滞の中、ボサノバを聴きながら頭の中を空っぽにします。ところが車がグングン飛ばせるようだと、スイッチを切って、荒井由美の「中央フリーウェー」を大声で歌う世代です。全く受け付けないのが演歌です。
主人と好きなジャンルが交差してるところもありますが、お互い好き勝手にCDを求めるので、
部屋のあちこちに蓄えています。この中には残念なことに、大滝詠一のCDはありません。YouTubeで聞いたり、山下達郎を引っ張り出して来ては聞いていました。うちで仕事をしている主人のPCからも大滝詠一や山下達郎の曲が流れています。
彼らの曲を聴きながら、大滝詠一を偲んでいるわけでも、若い頃を懐かしく思いでしているわけでもない自分がいます。彼らの歌は、私たち年代の人間と時間を共にして来ました。私と主人は同い年です。この10日ほど、彼らの歌とともに一緒に36年も歩んで来た来た人のことを考えていたようです。