曇、7度、84%
香港から持ち帰った車にはカーナビがついていませんでした。香港でカーナビのソフトが開発されたのは最近のことです。輸入されてくる車にはカーネビ本体はついています。狭い香港、私の走る道など決まっていますからカーナビは付けないままでした。ところが主人や息子が日本ではカーネビを付けなさいとおっしゃいます。この福岡を離れて40年以上、街は大きく広がって、高速道路も縦横に走っています。さっぱり知らない地名や道なりです。
カーネビをつけることなど至極簡単だと思っていました。我が家から西に車を走らせると、車の部品を売っている店がずらりと並んでいます。そんな店で「カーネビつけてください。」といえばおしまいと思っていましたが、どの店でも断られました。ある店のお兄さんが「外車はやってもらえないよ。」と教えてくれました。そこで正規ディーラーのヤナセに車を持ち込みました。車が我が家に着いて翌日のことですから、2月の20日過ぎのことです。さすがヤナセです。「直ぐにお付けします。」と言ってカーナビを発注してくれたようです。ところが今や後付けするカーナビはほとんど生産中止ということで、ひと月待ちました。カーナビは初めから車に搭載されているのが当たり前の時代になったのです。ちなみに私の車は2003年型です。
お昼前に車を持って行きました。夕方には我が家までカーナビ付きで届けられました。福岡の西に住む私はやっと近所の道はわかるようになったのですが、東、南はさっぱりです。タッチパネル式のカーナビですが、音声入力できるといいなあと思いながら使ってみました。目障りにならない大きさです。 目をパネルに落とす時ちょっと緊張しますが、道を間違えてもまた修正してくれるカーナビです。
日本に帰ってきて初めて使う電気製品がたくさんありました。喋る空調、自動で氷を作る冷蔵庫、お風呂の水を吸い上げてくれる洗濯機、知らないうちに消えているガスの火。まだまだあります。少し慣れました。初めてのことは面白いと感じます。使いこなすとなると覚えることがいっぱいです。一遍に生活のほとんどの電化製品が新調されたのですから。でも、皆んなが普通に使っているものですから私だってできるでしょうと思います。
カーネビもつきました。ETCも付けてもらいました。春の風に誘われて遠出してみたいと思います。