晴、10度、78%
昨日の福岡は、八日ぶりのいいお天気になりました。桜の開花宣言が出てどれくらい経つでしょうか。我が家の近くの桜はちっとも開きません。ぽつぽつと薄桜色が見えるばかりでした。
朝早くから人がみえたりで、やっとモモさんとお散歩に出ることができたのは10時過ぎです。お日様は燦々と春の日差しです。我が家の近くには公立の小学校、中学校、高校が固まっています。学校を囲むように桜が植えられています。この桜が植えられたのはおそらく私が小学校の頃だと思います。それまでは一面の菜の花、レンゲの畑でした。桜並木の見える角を曲がると満開です。風も強いので時折花吹雪も見られます。
「モモさん、桜よ。」モモさんが日本に来た二月の初め、初めてこの道を通った時は冷たい北風が吹いていました。固い固い蕾を持った桜も寒そうに見えたのを思いだします。それから幾度もこの道を散歩しました。車が通らない道です。やっと桜が咲きました。
道に舞い散った花びらをひとすくい、モモさん、桜の花をにおいます。 「どうですか?これが日本の桜よ。」
道脇のロータリーに二人で座ってお花見です。背中にはポコポコとお日様が当たります。お昼には配達が届くことになっています。それがなかったら、ここでお昼を広げられるのにね。大丈夫、まだお天気も続きそう、桜の花もまだ咲いていてくれるはずです。
午後には、福岡城のお堀の桜も見ることができました。 モモさんが見てるのは桜よりお堀の大きな鯉かもしれません。暖かな日差しは、心が緩みます。身体も緩みます。モモさんと二人のお花見はとても幸せな気持ちにしてくれました。