晴、8度、74%
先月、「ころ柿」をいただきました。箱いっぱいの「ころ柿」、私が干し柿を好きなのをご存知の友人からです。干し柿は水分の多い「あんぽ柿」、粉が吹く硬めの「ころ柿」どちらの干し柿も好きです。いただいた「ころ柿」を食べようと口に入れると、固くて歯が立ちません。カニの甲羅でも噛めるのにガチガチに固い「ころ柿」です。箱いっぱいの「ころ柿」をどうやって食べようかと考えました。茹でようか?いや、甘さが逃げてしまう。蒸そうか?いやそんな柔な硬さではないな。というわけで、ワインに漬けることにしました。
ワインに漬けて3週間、時折瓶を出して来て中を観察します。徐々に「ころ柿」が太って来ました。色もワインを吸って赤みを帯びています。さあ食べてみよう!柔らかくなって十分にワインを吸って、こんな干し柿初めてです。カナッペに乗せても誰も「ころ柿」だとは気づかないでしょう。「ころ柿」より「あんぽ柿」に近い食感ですが、干し柿の持つ古風な味ではなく洒落た味に変身しています。
この「ころ柿」に添えられた友人の手紙、「真奈さん、一度にたくさん食べないでくださいね。」食べ始めたら止まらない私をよくご存知です。ワイン漬けに「ころ柿」もついつい口に運びます。ただし、このワイン漬けの「ころ柿」は今日はもう運転をしないと決めた時間からいただくことにしています。まだ漬けて数週間ですからアルコールが残っています。
家で干している「干し柿」は毎日毎日萎んでいます。あと十日ほどで食べれるはずです。美味しい干し柿に囲まれた今年の秋です。
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