チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

卯月のテーブルクロス

2024年04月01日 | 日々のこと

曇、16度、85%

 桜が一気に綻び始めました。花曇りの空に見上げる桜に「今年もありがとう。」あと何回桜を見ることができるのか?私にもわかりません。毎年ただただ楽しみに待つのみです。

  床の間には春の山水画をかけました。「彩色山水」です。一昨年か?「彩色山水」は珍しいですねと言われました。お軸には詳しくありません。でも手持ちの他の山水は墨絵です。早春の和歌山のあたりの山間だと箱書きがされています。渓流に糸を垂れる男性が描かれています。「何が釣れるのかしら?」とこの軸絵の向こうの音、滝の音、鳥の声まで聞こえるように思えます。肌寒さも伝わって来ます。

 4月ですから華やかなクロスでもと思いましたが、「カツラ」の絵を大きく描いたマリメッコのクロスを選びました。 淡いグリーンで葉を淡い黄色で「カツラ」の花が描かれています。冬に我が家の庭に咲く「カツラ」を数倍大きく描いているように思います。鼻を寄せると澄んだ甘い香りがする「カツラ」の花です。心が弾むような感覚はありませんが、春の訪れにふさわしい布です。

 今月の「コーヒーテーブルブック」は パリのお菓子屋さんやパン屋、ビストロの本です。ともに1990年初めの本です。一冊は日本でもう一冊は中国で印刷されています。出してくると必ず座り込んでページをめくります。パン屋の本から一枚写真が落ちました。当時パリで一番人気だったパン屋さんは「プジョーラン」という店でした。「パリに行ったらここのパンを食べたい!」運よくトランジットでパリに1泊することが出来ました。でも飛行機の時間上、店に行けたのは早朝、朝早いパリのパン屋さんでもまだ開いていませんでした。 この店の前にはブルーのトラックが停まっています。犬のリーシュをつなぐフックが店の前にあります。上が本の写真、下は私が写っている店の前です。あれから20年、今、この店は休業中だそうです。新しいパンやお菓子屋が次々に出てくるのは日本も変わりません。この店の「バゲット」を食べたかった。

 4月のモモカレンダー、 まさにモモ!これぞモモ!やりたい放題、甘やかされて育ったモモです。ネズミちゃんを前にガムをガリガリしています。このネズミちゃんを私に取られまいと部屋の隅に隠すのがモモの癖でした。クッションの下、枕の下、家具と家具の間。掘るような仕草のあと隠しました。ガリガリの最中私が近寄ったので、ご覧ください、大きな前足でネズミちゃんをがっしり抑えています。モモ、8歳の時の写真です。今年はココが8歳になります。そしてモモの八回忌が今月末です。

 庭のモッコウバラの開花も遅れています。チューリップは4日続いた雨でもう枯れ始めました。庭が一気に色づくのは今月末かしら?日に日に緑が増す庭を眺めます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする