小雨、16度、97%
甲府の友人から「煮貝」をいただきました。以前いただいた時も「海のない甲府でなぜアワビ?」と疑問に思いました。パンフレットを読んでも今ひとつ解せない甲府のアワビ「煮貝」です。贈答品なのか普通にも食するものなのか?今度友人に尋ねようと思っています。奉書に包まれ由緒正しく送られて来ました。
くどくなく煮られた「煮貝」は身の部分の歯応えは言うまでもありません。 「肝」の部分が珍味です。「肝」というのはどんな食べ物でも、苦味を含み独特の食感と共に美味いものです。写真の「煮貝」の右端の「肝」をそっと剥がして、小皿に盛りました。 主人の晩酌が進みます。厚みを残して削ぎ切ったアワビの身は程よい硬さです。きゅうりがいちばんのツマだとか、お勧め通りにきゅうりと合わせました。
春の貝のシーズンがやって来ました。アワビの旬は夏だそうです。そのアワビを保存のために「煮貝」にしたのかもしれません。美味しいものをありがとう。