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もう何十年も「アドベントカレンダー」が始まる頃からクリスマスの準備を始めます。クリスマスのひと月前です。日持ちの良いフルーツケーキを焼いたりクッキーを焼いたり、「クリスシュトレイン」も「パネトーネ」も焼いて寝かせます。
「パネトーネ」や「クリスシュトレイン」は本来アドベントが始まる頃から少しづつ食べるイースト菓子です。フルーツをラム酒やブランデーで漬けたもの、ナッツを加えて作るケーキはその年の実りへの感謝だと聞きます。砂糖もバターも多く入る生地作りは、時間がかかります。今年もレシピを改良しました。
「パネトーネ」は香港ではイタリアから輸入される大きなものが手に入りました。本場の「パネトーネ」の美味しさを知ったの香港でした。「クリスシュトレイン」は日本でも菓子屋の店頭に並びます。おくるみに包まれた「キリスト」を模ったドイツ菓子です。作らなくなったのが「クリスマスプディング」です。イギリスのクリスマスには欠かせない「クリスマスプディング」も香港時代直輸入のものを食べました。甘いんです。すこぶる甘いんです。ブランデーをかけてポッと火をつけ切り分けます。昔は牛脂を入れて作るレシピでした。重い重い「クリスマスプディング」はイギリスでも健康志向から軽いものに変わって来ているそうです。
一日で「パネトーネ」「クリスシュトレイン」を焼き上げました。「クリスシュトレイン」に入る様々なスパイスが家中に漂います。 「パネトーネ」は3つ焼きましたが、これを一つにして大きなものを焼きたいといつも思います。家庭では無理かしら?
一日台所に立ってクリスマスの準備をする間、お正月準備も考えます。年末の掃除の手順も考えます。何十年として来ていることですが、最近止めようかと思うことがあります。「おせち」は注文して買えばいいなと思うのですが。そういえばスーパーやデパートの地下にはすでにおせちが並んでいます。それを見るとゲンナリしてやはり自分の手で調えようと思います。
今年もあと少し、家族の健康、大きな災害がないことを願って、ゆっくりと年末支度に励みます。