曇、10度、84%
ブログを始めて10数年が経ちます。当初はFacebookはまだなく、コメントは直接ブログにいただきました。Facebookとの連携が始まるとほとんどの方がFacebookにコメントをくださるようになりました。つい先日、ブログにコメントが入っていました。
「ママ、ママに会いたいよ。中略 いつか必ず連絡します。」どなたか間違って私のブログに入れてしまったのだと思いました。その日のブログの話題と全く関係のないコメントです。時には嫌がらせのコメントが入ることもあります。短い4行ほどのこのコメントを心の中で幾度か繰り返して読みました。
読み返すうちに、ある年若い友人の声が聞こえるように思いました。私のことを「ママ」と呼ぶ人は世界中でたった一人、息子と年の変わらない親子のような友人です。初めて会ったのは20数年前、最後にあったのは10年前だと思います。大学生だった彼女は最後に会った時には幼稚園に通う息子を連れていました。その男の子が有名小学に入学しました。学校側から「ソーシャルネットワークなどする母親の子供は成績が伸びません。」ときついお言葉があったのでメールも含めてやめるね、と知らされました。「私もそう思うよ。元気ならいつでも会えるしね。」その後、噂で次の子供にも恵まれたと聞きました。
彼女の子供たちが巣立つ頃には会いに行くつもりでいました。親子ほども年が違うのに「ママ、そんなことしたらダメ。」「ママ、こうでしょう!」そんな彼女の言葉に思わず素直に頷く私でした。香港にも一人でやって来ました。連絡もなくなったこの10年近く、私も彼女のことを忘れたことがありません。考えてみると、帰国を機にメールのアドレス、電話番号が変わりました。そう、彼女は私に連絡を取るには昔から続いているブログに書き込むしか方法がないのです。
ブログにいただくコメントは励ましになったり、自分を戒めることになったり、ありがたい言葉だと思っています。いえ、このコメント、人違いで書き込まれたのかもしれません。でも、心温まる嬉しいコメントでした。コメントの返事に書き忘れたことがありました。「私もずっと大好きだよ。」
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