曇、23度、90%
生きのいいイワシが魚屋に並んでいました。家に持ち帰りさばいていると、小振なので脂ののりが今ひとつです。脂が乗っていればそのまま焼くのが一番美味しい、さて、どうやって食べようかな。イタリアの家庭料理におろしたイワシに詰め物をしてオーブンで焼く料理があります。薄ら覚えですがパン粉をつなぎに、松の実やレーズンなどを入れてくるりと巻いて焼くだけの簡単料理です。
小さなイワシなので、レーズンがはみ出しそうです。代わりにオレンジピールを使ってみました。 パン粉でなくパンを大まかにほぐして使っても良さそうです。 爪楊枝で止めて、焼く前に月桂樹の葉を乗せました。焼き初めはイワシ独特の生臭さが出てきますが、香ばしい香りがし始めると出来上がりです。
熱々を食べます。 イワシ、松の実、オレンジピールの順で美味しさが口に広がります。オレンジピールのほんのりした甘さが青魚とよく合います。脂が少ないので松の実がそれを補いナッツの香ばしいさが香ります。パン粉のおかげで4匹のイワシでお腹がいっぱいになりました。
イタリアやスペイン、ポルトガルなどの家庭料理にはイワシや、タコが使われているのを見かけます。オレンジピールや松の実、レーズンを魚と合わせる、「おやっ?」と思われるでしょうが、絶妙な味の世界です。ピザやスパゲッティもいいけどこうした魚料理により南欧らしさを感じます。もう少し大きな脂ののったイワシならもっと美味しいに違いありません。この料理、正式な名前があるのですがどうも思い出せません。
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