晴、18度、79%
今月の十日過ぎ、「金木犀」が咲きました。花はまばらで色もレモン色、香りのある花が好きな父に供えようと思っていると、あっという間に散りました。香りも薄く残念だと思っていると、「二度咲き」、「返り咲き」で見事に花を咲かせています。
「金木犀」の返り咲きが地元福岡のニュースで取り上げられたのは3年前、それから毎年返り咲きます。「返り咲き」の理由はなんだろうと?考えました。ニュースでは「返り咲き」の理由については触れませんでした。なぜ「返り咲き」するようになったのかしら?
昨日、香港に戻った主人からメッセージが届きました。「庭の紫陽花が小さく見窄らしくなっているのが残念です。真奈さんはなぜ葉を刈ったのですか?」「紫陽花」は例年そろそろ葉が枯れして落葉しますが、今年はいつもより早く葉を落としました。紫陽花は花後すぐから「花芽」を蓄え始めます。葉を刈ることはありません。水を好む「紫陽花」ですが、この夏の猛暑に加えて福岡は少雨でした。過酷な気象状態で我が家は木を2本枯らしました。まだ植えて2年ほどの若木でした。草花も枯れました。紫陽花にも水遣りはしましたが、主人が言うように葉の少ない姿です。
この夏の後半から九月にかけて庭の草木の状態が心配で仕方ありませんでした。猛暑傾向は年々続くと言われています。そういえば、「金木犀」が返り咲きし始めた年頃から猛暑が続くようになったと記憶しています。花が咲くには、日照と気温が一番関係しているそうです。それに物理的に木や草は反応して花を咲かせるのだそうです。気象変化に草木も対応していかねば生きていけません。
オレンジ色の花を枝びっしりにつけた「金木犀」を見上げながら、また来る夏の暑さを憂えます。夕方の散歩時、我が家だけではなくどこの家の「金木犀」も花を咲かせていました。
やっと父母に「今年の金木犀ですよ。」と供えました。 返り咲きの始め、主人が「金木犀」の香りを楽しむことができました。例年花後に帰って来ますので、この香りを嗅ぐことができませんでした。「返り咲きも満更ではないわね。」異常気象がもたらす変化は確かに植物世界にも及んできています。
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