曇り,14度、78%
丸々3日、家を空けました。気になるのは病院にお預けしているモモさんのことです。お客様とご一緒ですから携帯の音は消しています。何かの時は連絡をいただくことになっていました。電話は鳴らないまま福岡に帰る飛行機に乗りました。
最後の晩は400名弱の大きなお集まりです。場所を移してハイアットリージェンシーでした。立食会ではなく着席してのパーティーです。これほどの人数になるとお料理のサーブの仕方が難しいのを幾度も見てきました。前方席、来賓の方達には初めから小皿でお料理が運ばれてきます。後方席の方達には大皿にのった同じお料理を、お好きにお取りくださいといった二部方式が取られていました。
手前からお刺身、握り寿し、コールドのオードブル。式の流れがありますからこの小皿で運ばれてきた小品は立食にも通じる気安いものでアイディアだなと感心します。メインも一皿に盛り合わせてあります。
タイのポアレ、牛肉のローストは毎食頂きました。私たち夫婦の円卓にはスイスからのお客様がご一緒でした。前菜の時からナイフが出ていないことに気づいていましたが、出てくる様子がありません。日本人ならお箸で済ませるところですが見兼ねてナイフをお願いしました。次に出てきたのが、
エビのチリソースと焼きそば。なんだか面白いメニューです。もちろん締めは、
ホテルらしいプチケーキの盛り合わせ。
シャンパンもありません。ワインも前日とは打って変わって名ばかりのフランスワインです。簡単なパーティー料理ですが、食事の間中、たくさんの方達とのご挨拶を交わします。横の主人など椅子を温めている暇もありません。それでも二人とも見事な速さでお料理をお腹に収めました。この晩は、食事を楽しむというより、明らかに頭を下げてご挨拶をしていた時間の方が長かったように思います。
食事が始まる前の日本ならではの鏡開き、主人も木槌を握りました。頂戴した升はたまります。これもまたわが家の歴史です。非日常の三日間でした。