チクチク テクテク 初めて日本に来たパグと30年ぶりに日本に帰ってきた私

大好きな刺繍と大好きなパグ
香港生活を30年で切り上げて、日本に戻りました。
モモさん初めての日本です。

運転免許証がゴールドになりました。

2023年02月18日 | 日々のこと

曇、11度、70%

 6年前に帰国してから1年間は、香港で発行された国際ライセンスで車に乗っていました。香港に住んだ30年間、日本の免許証の更新はしないままでした。その上、免許証もなくしています。帰国1年後、国際ライセンスを日本の免許証に替えてもらうために、試験場に行きました。ペーパーテスト、運転テストもあると聞いていました。ところが私の戸籍から過去の日本の運転免許証の記録が出て来たと、テストはなくその場で免許証を発行してもらいました。でも、緑色、つまり初心者です。すでに日本で1年間運転しています。係りの方が笑って、「初心者マークなしの緑です。」と言ってくださいました。その後、普通の青いレベルになりました。

 2月3月は車の車検、車の保険、免許証の更新と毎年車のことで忙しくなります。先日、ゴールド免許証の知らせを受けました。実はこの色分けの意味をあまりよく知りませんでした。確かにこの5年間無事故無違反です。車の保険の更新時、ディーラーの方が「ゴールドになりますね、保険料金がお安くなりますよ、おめでとうございます。」とおっしゃいます。そうか、安くなるのは嬉しい、おめでたいのだわと思いました。車検の時も整備担当のディーラーの方が「ゴールドおめでとうございます。」とおっしゃいます。ふむふむ、そんなにめでたいのね。

 「おめでとうございます」と言われると嬉しくなります。誕生日ひと月前、昨日ゴールド免許証を頂いてきました。 以前の更新の時とは違い短時間で発行されました。高齢者、ゴールド専用の更新場です。

 ほぼ毎日車を使います。バス路線が発達している福岡ですが、車に助けられている実感する毎日です。香港から持ち帰って車はそろそろ部品が少なくなってきています。小さな故障が続きます。「新車を」と言われますが、香港の思い出、モモの思い出がある車です。ディーラーの方に「乗れるまで、乗りますからお願いしますね。」と毎回頼みます。車に乗るのもあと数年だと思います。

 昨日は孫娘の9歳の誕生日でした。嬉しいことが重なりました。

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クリスマスローズ

2023年02月17日 | 

曇、4度、60%

 この一週間、毎日出ることが多く天気のいい日ですら庭に出る余裕がありません。梅の開花は「メジロ」が知らせてくれました。庭には今、蕾を持った花たちがいくつかあります。今から咲き続ける「椿」、香り出す「沈丁花」、「ミツマタ」はもう数ヶ月蕾のままです。下向き加減に咲く「クリスマスローズ」も蕾の時期が長い花です。

 昨日の昼下がり、家に戻って日差しの中ココと庭に出ました。裏庭のパーティションで区切られた裏に「クリスマスローズ」の一角があります。 蕾が開いていました。 八重咲き、次第に色はピンクに変わります。花弁の縁には小さなレースのような模様が入っています。豪華な花姿です。年々株が充実して来ています。その奥には、 紫の「クリスマスローズ」、もう一株横にありますが、この株は冬に葉を落とすタイプです。今から葉を出し、夏過ぎまで花を咲かせます。 鈴なりの蕾にココも興味津々です。

 「クリスマスローズ」は白とばかり思っていました。人工授粉が容易で新品種が毎年出て来ます。色も花姿も様々なものが紹介されます。株分けでも種でも増えると聞きます。一株買うとなればいいお値段します。

 もう一箇所、「クリスマスローズ」を植えています。まだ3年ほどの株ですが私の秘蔵っ子が花開いていました。見出し写真です。黒の単衣と聞くと地味に思いがちですが、いかがですか?何とも愛らしいそれでいて品のある姿です。その横に4株、開いているのは花色がミックスのタイプです。 こういうニュアンスカラーのものが新品種です。あと3株はまだ固い蕾です。

 少し花を持ち上げて、じっと見つめます。思わず頬が緩みます。「クリスマスローズ」を育てたいと思ったのは庭もない香港に住んでいた時、数十年前のことです。初めて地植えの「クリスマスローズ」を見たのは小雪の舞うアムステルダムでした。クリスマス用の花が並んだ一角に置かれた「クリスマスローズ」を見た時の嬉しかったこと。「クリスマスローズ」を知ったのはデンマークのクロスステッチからです。その花の刺繍額は部屋を飾り、花たちは今庭を飾ってくれています。私にとって大事な花の一つです。

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梅が咲きました。

2023年02月16日 | 

曇、4度、72%

 寒さと温かさが繰り返し始めると、梅の開花の知らせを聞きます。春を迎える前の「三寒四温」、今朝の気温は4度、同じ4度でもひと月前より暖かく感じるのは何ででしょう?空気のどこかに春が潜んでいるからかと思います。

 我が家の古木の梅は白梅です。紅梅のぽってりした可愛さとは違い楚々と咲きます。梅はきちんとした剪定がされていないと枝が乱れます。私がバシバシ切るだけなので木姿が悪い、植木屋さんに頼まなくてはと毎年見上げます。

 一昨日なではポツポツだったのに、一斉に花開き始めました。花が咲くとやって来るのは「メジロ」です。朝は群れて来ていましたが、昼間はつがいで仲良く梢を渡っていました。 今年も実をたくさんつけてくれるでしょうか。梅干し、シロップ漬け、実を拾っては蓄えます。

 梅が咲き、沈丁花が香り始めると、もうすぐ寒さが和らぐと感じます。桜ほど華やかさはないけれど日本の景色に欠かせない梅です。季節は春に舵を切り始めました。

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見知らぬ方に傘をさしかけられて

2023年02月15日 | 日々のこと

晴、5度、70%

 義母の再入院で一日家を空けた日の夕方、気持ちを持ち直すために花苗をたくさん買いました。雨の降り出しそうな気配の中、急いで庭に植えました。ココのお散歩時間です。お花屋のお兄さんがおまけにくれたひと苗、花の色、ココの私を見て喜ぶ様子に一日の疲れは和らぎました。

 玄関を出ると、ポツポツ。急ぎます。ココは一日部屋にいたのでトイレを我慢してたのか、5分ぐらい歩くとでトイレは終わりました。雨は本降りに変わりました。傘を持たずに出て来ています。家に引き返しました。途中、国道を渡る長い信号で待っていました。すると横に自転車が止まったかと思うと、手が伸びて来て私は傘を差しかけられました。驚きながら自転車の女性を見ました。知らない方です。「濡れますよ。」「ありがとうございます。」「お家はどこですか?」「すぐそこです。」「じゃあ、お家までご一緒します。」「いえそれには及びません、ひとっ走りですから。」この信号を待つ時間が長いのは地元の方はご存知です。今一度「ありがとうございました。嬉しかった。」とご挨拶して横断歩道を渡りココとひとっ走り。

 見知らぬ方にこんな親切を受けるのは久しぶりのことです。ひと昔前はこういう方たくさんいらしたように思います。玄関に入り、胸の中からフツフツと温かいものが湧いて来ました。あの方からの親切が私の心を温めてくれています。マスクをかけた横顔しか見ていません。今度どこかですれ違ってもその方だとは気づかないと思います。

 義母への心配は胸にありますが、一方、小さな嬉しいことに私の心は元気になっていました。私は傘をかけてくださった方のような「思いやり」に欠けた人間です。横顔を思い出しながら「ありがとう」と思います。

 その夜から丸一日、雨が降りました庭に植えた花も寄せ植えもしっかり花を咲かせ始めています。 寄せ植えにしたビオラの「ももか」です。色合いが大人っぽいビオラです。「プルミア」のシックな色合いに目を惹かれてこのトレーを買ったような気がします。今まで見たことのない「プルミア」の色です。

 色々な方達に励まされたり、温かい気持ちをいただいたり、私は幸せ者だと感謝します。

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ワントレ−1000円の花苗

2023年02月14日 | 日々のこと

曇、7度、62%

 義母の入院手続きを済ませた夕方、車に座ると体も心もどっと疲れが出てきました。急に花が見たくなりました。ここから数分のところに園芸センターがあります。春の花が入荷してるかな?と車を走らせました。

 まだ2月、明るい花の姿は少なくひと回りして店を出ようとしました。「まだ咲く花苗のトレーが1000円にタイムセールです。」と店内アナウンス。レジ前の人だかりを覗きました。いく種類かの元気なさそうな花苗が12個ほどはいいったトレーが並んでいます。それぞれまちまちの組み合わせです。お店の人がセレクトしたワンセットは普段興味がないのですが、なぜかその中の一つのトレーを家に持ち帰りました。レジに行く時、顔見知りのお兄さんが寄ってきました。「おまけ」と言ってもうひとポット、トレーに乗せてくれました。「いつもありがとう。」1100円なり。

 朝から家を出ました。昼間、書類記入に一度家に戻りましたが夕方までココはずっとお留守番でした。花のトレーを喜んだのは私だけではありません。 もうすぐお散歩の時間ですが空は今にも雨が降り出しそうな気配です。車の中でどこに植えるかおよそ決めてありました。恵みの雨です。花壇、寄せ植え手早く植えつけました。

 花の優しさ、ココの喜び、お兄さんのおまけに1日の疲れがすっと落ちていくようでした。ポツポツ降ってきました。「お散歩に行くよ!」

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義母の再入院

2023年02月13日 | 義母とのこと

雨、10度、90%

 昨日は3月中旬並みの気温、晴天に恵まれると予報でした。主人の実家の整理を始めています。寒い日や雨の日は気が進みません。こんな天気の日に少しでも片付けなくてはと思っている時でした。義母の施設から電話を受けました。「前夜8時ごろベットから落ちて、打った部分が腫れているのでどうしましょうか?」痛みはさほど強くないそうです。施設で診てもらっている通いの医師は内科医です。整形外科の受診を希望しました。日曜日なので当直医が外科医のところを探してもらうと、義母が再三入院をした病院が引き受けてくれることになりました。私は急ぎ車を走らせました。

 病院の前には救急車が停まったままです。聞けば中で義母のPCR 検査をしているとのこと。院内で待っていると緊急入り口からストレッチャーの音がしますが、立ち入り禁止です。まっすぐレントゲン室に運ばれてようです。許可を得て、レントゲン室へ。医師と簡単な今までの骨折経緯を話して義母のそばに行きました。不安だったのでしょう私を見ると義母の頬に涙が流れました。レントゲンでは大きな骨折は見られませんが、股関節を人工骨に置換したあたりが腫れているので、MRI に入りました。かすかですがヒビが見られます。

 骨折やこうしたヒビは動かなければ治りますが、義母の認知症の具合から「じっと寝ている」ことを理解させるのが難しいと私が言うと医師は入院を勧めました。少しでも安全な環境が望ましいのですぐに入院手続きです。この病院なら義母は顔見知りの看護師や医師がいるので、不安がないはずです。一度入院病棟に行けば面会は退院時までできません。義母の手を握り幾度も「じっと寝てるのよ」と繰り返しました。

 慣れた病院ですが入院手続き、入院の支度という仕事が待っています。新しいタオルや下着を買い揃え、一つ一つに名前を書かなくてはいけません。 ストロー付きのこのカップ、新しいものです。母の時からこのコップに何度名前を書いたでしょうか。下着の数はオムツに変わったので少なくなりましたが、それでもひと荷物できました。入院書類もすべて記入して、午後には再び病院に戻りました。

 病室付きの看護師に荷物を渡す折り様子を尋ねると落ち着いているとのことです。私も朝から張り詰めていた胸の内が解けました。家に着くと、すでに5時前でした。空を見上げると今にも雨が降り出しそうです。少なくとも1ヶ月は入院予定です。来週は義父の命日、墓参の帰りに義母に面会しようと思っていました。95歳、それなりに認知症も進んでいますが、我が家の最後の父母です。香港にいる主人も心配のはずです。私の次の身元保証人、緊急連絡先は全て東京の息子に今回変更しました。家族みんなの思いが義母に伝わりますように。

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バルミューダ オーブントースター

2023年02月12日 | 身の回りのもの

晴、5度、80%

 一月の末、今年も「1月31日であなたのポイントが失効します。」とお知らせを受けました。毎年このお知らせでいろんな物を買うことが出来ました。昨年は欲しかったコーヒーメーカー、高すぎて買えないなあと思っているところにこの知らせ、さて今年は何に使おうかと考えます。

 欲しいものはさしてありません。3万円相当のポイントをみすみす見逃すのも勿体ない、考えた挙句に選んだのはバルミューダの「オーブントースター」でした。この2年ほどお菓子を焼くサイズが小さくなっています。一度に作る量も少なくなりました。それなのに大きなガスオーブンを予熱して作るのは無駄かなと思っているところでした。高温になるオーブントースターが出て来ています。温め直すだけでなく調理に幅広く使えるタイプです。しかもオーブンは庫内が小さいので予熱なしで使えるそうです。大きさもよくチェックして「バルミューダ」に決めました。数百円、現金を払いました。

 何を作ろうかなあ?「ローストポーク」を作ってみました。フライパンで焼き色をつけたポークを庫内に入れます。蒸気を出すために水を差し、様子を見ました。 小さいスキレットも入ることは買う前から確認済みです。手持ちの菓子型もほとんど使えます。今まで知っている「オーブントースター」とは違い、蒸気が出る上に温度がその都度変化しているように見えます。温度変化は庫内のランプの色が知らせます。この辺りが「バルミューダ」のアイディアなのでしょう。 蒸気を注入しての「ローストポーク」は初めてです。 しっとりとほどよく焼きあがりました。

 私は毎朝焼きたてのパンを食べるので、パンを温め直すことはしません.パンの温めコースは食パン、フランスパン、クロワッサンとついています。試しに、クロワッサンのコースで冷凍していた「酒まんじゅう」を温め直しました。上火の弱いコースです。蒸気が消えた頃、 中に鬼の顔をした「酒まんじゅう」が見えました。割るとしっかりと餡まで温かくなっていました。上出来です。

 フランスパンを焼くには温度が足りませんが、クッキーや小さな焼き菓子は作ることができそうです。火力が強いオーブントースターは小回りが利きます。少しづつ使いこなせたらと思います。夫婦二人、年齢を重ねて、食べる量も一度に作る量も少なくなった我が家です。ガスオーブンとこのバルミューダの「オーブントースター」2つを使い分けてみます。

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トイレハイター キッチン泡ハイター

2023年02月11日 | 日々のこと

晴、60度、70%

 水洗トイレは本来掃除不要に出来ていると聞いたことがあります。でも、掃除は必要です。男性が多いご家庭は尚更だと思います。2つあるトイレの一つは水垢が便器の中に黒くつきました。液体クレンザーとトイレ用の洗剤を混ぜて貼り付けておいても取れません。もう一つのトイレは浴室内にあります。湿度による汚れが発生します。トイレは改築時に新調していますから7年ほどでこの有様です。

 「トイレハイター」を試してみました。まず水垢の方へ流し込み、しばらくしてブラシで洗いました。新しい水を流すと「あら!」新品同様になりました。黒い頑固な水垢も取れ、ツヤツヤです。もう一方のトイレにも試します。頑固な汚れはないもののすっきりとしなかったトイレ内部がピカピカです。使う溶剤でこうも違うとは驚きます。しかも200円足らずの市販品です。ハイターは漂白液の匂いがしますが、トイレの匂いもすっきりと取れます。お花の香りとかハーブの香りとか匂いをつけるのではなく、匂いを無くしてくれる方がトイレには好もしいと考えます。

 台所も漂白液を多用する場所です。今までは普通のハイターを薄めにしてキッチンペーパに含ませて貼り付けたりして使っていました。排水管の接続部や洗い桶、ネット状のごみ受け、タワシとクレンザーでゴシゴシしていたところに、「泡ハイター」をぶくぶくとかけます。しばらくするとすっきりと汚れが落ち匂いも消えます。 

 強い溶剤は環境汚染につながるのであまり使いたくはありませんが、頑固な汚れや匂いを断ちたいときには役に立ちます。頻繁に使わないようにと思います。「トイレハイター」や「キッチン泡ハイター」、こういう存在があるのを知ったのは今年に入ってでした。便利です。しかも汚れを落とす力が従来の溶剤より強力です。使う頻度を考えながら、楽をさせてもらいます。

 

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ヤギのチーズとフーガス

2023年02月10日 | 朝ごはん

雨、7度、90%

 イタリアから入って来た「ヤギのチーズ」を見つけました。名前は「ストラチャッテラ」こんな名前覚えられっこありません。ヤギの絵のついた小さな容器に入っています。ヤギのチーズは真っ白で乳自体が人間の乳の成分に似ていると言われています。匂いがあるのは発酵させた「ピラミッド」などの種類です。発酵させていない「ヤギのチーズ」は匂いもなく味も淡白です。福岡のチーズ売り場にもこんなものが並ぶようになりました。小さな容器の蓋を取ると柔らかなフレッシュチーズです。

 先日、上京した折には珍しいスペインの「ヤギのチーズ」を見つけました。 「アルビノ」です。赤ワインで染めてある発酵させていないチーズです。急いで食べたのでチーズの写真がありません。真っ白な硬いチーズは淡白なのでいくらでも食べることができます。

 そんなヤギのチーズに合わせて、「フーガス」というパンを焼きました。フランス南部のパンです。イタリアの「フォカッチャ」と同じ流れをくむフラットなパンです。 葉っぱのような形に焼きました。表面にハーブを振ったり、オリーブやドライトマトを練りこんで焼くものもあります。友人が「このパン何?」と聞いて来たのでちょっと考えました。そう言えば、福岡のパン屋で「フーガス」を売っている店を知りません。「フォカッチャ」は売っています。調べたら、東京などの大都市のフランスパン主流の店では焼いているそうです。合わせる「ヤギのチーズ」が淡白なのでプレーンな「フーガス」を焼きました。

 デパートのチーズ売り場が充実して来ています。チーズには季節があるものもあります。飛行機で運ばれてくる世界のチーズ、小さな贅沢をしました。焼きたての「フーガス」と「ヤギのチーズ」で朝ごはんです。 

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紫花豆

2023年02月09日 | おやつ

晴、6度、72%

 お豆が好きです。たくさんの種類のお豆を食べて来ました。それぞれに風味が違います、豆質、甘み、香り、個性があって大きさも様々、中でもとりわけ好きなのが「紫花豆」です。大きい、模様もいい、一粒でもずっしりとお豆を食べたと感じます。でも、黒豆ぐらい値段の高いお豆です。

 「紫花豆」とどこで初めて出会ったかと考えました。そうだ!30年前の、東京町田です。息子が住んでいたので度々行きました。古い街並みの商店街に大きな構えの商家、木綿の重い暖簾がかかっていました。「富澤商店」です。この店の暖簾をくぐったのはきっと年末、香港に「黒豆」を持って帰るために店を覗きました。入るなり驚きました、乾物が整然と種類豊富に揃っていました。奥には和洋菓子の材料が特殊なものまでありました。そしてもっと驚いたのは、乾物のことも、菓子材料のことも、店で働く方たちの知識が非常に豊富なことでした。的確、しかも使用方法までよくご存知の店員さんたちでした。

 黒豆の種類も豊富で、新豆を買いました。横に大きなお豆があります。これが「紫花豆」との出会いです。1キロ買った「黒豆」、荷物がかさむのに「紫花豆」も1キロ買いました。この時「紫花豆」のことを詳しく説明してくださった同年輩の店員さんのことを忘れません。香港に持ち帰り甘く煮ました。「美味しい」の一言です。

 以来、「紫花豆」は我が家のサラダ、スープ、もちろん甘煮と活躍してくれています。香港で「紫花豆」を見つけたことがありました。どうも中国本土から入って来ているようですが滅多に出会えません。群馬産の大きさではなく小ぶりな北海道産と同じくらいのサイズでした。香港では一番高いお豆でした。見つけた時の私の喜びようったらありません。

 久々に今では全国規模でお店を展開している「富澤商店」で買いました。北海道産、群馬産が「特」「特A」の3種類です。北海道産は小ぶりなので私でも識別できますが、群馬産の2つはどこが違うのか?よくわかりません。 早速炊きました。 十分に水分を含むと5センチ以上になります。新しいお豆だからでしょう、小1時間も炊くと柔らかになりました。煮崩れさせてくありません。その姿も楽しみたい。

 小皿に一粒載せました。もちろん一つでは終わりません。一つ一つ、じっくり楽しみながら、おやつです。ほっくり、じんわりとおいしさが口に広がります。地元群馬では「紫花豆」でお赤飯を炊くのだと友人が教えてくれました。贅沢極まりありません。

 うっかりしてお鍋いっぱいの「紫花豆」を全部甘煮にしてしまいました。玉ねぎと一緒の「紫花豆のマリネ」を作りたかったのに。また買って来ましょう、私の小さな贅沢です。

 

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