マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

恥ずかしすぎる大阪の「うめきた」

2013-04-27 | Weblog
フランスやイタリアの街が素晴らしいのは、
古い建物や伝統や文化を大切にして今に生かしているからなのに、
古い物を壊して、道路にテーブルを並べてパリのオープンカフェとか、
「シャンゼリゼ」とか「光と風」とか「つながり合う」とか、、、

それが、どんなにみっともないことか全く気付いていないことが何より恥ずかしい。


この地で古くから築き上げられてきた文化を無視して壊し、
よそから持ってきた物で格好をつけることの愚かさを知るべきだ。
大阪はあまりに壊し過ぎて、あまりに何でも金に換算し過ぎて、
もう昔どのような物があったのか、何が伝統か解らなくなっているのかもしれない。
「ナレッジキャピタル」というわけわかんない言葉がその性格を露わしている。
上からの、企業サイドの机上の計画で、
「人」の姿はない。
こけら落としは「銀河鉄道の夜」だそうだ。
宮沢賢治は宇宙のかなたの星で涙を流すだろう。


良き文化を育てるには努力がいる。
文化はそこで働く人や住民が育てるもの。
人々が暮らして動いて作って、地層のように積み重なって形作られた大都市「大阪」の歴史を忘れて、
高層ビルを並べて新しいとは、どんだけ古臭い感覚!
出来るのはせいぜいテーマパーク。
それでほんとうに経済の活性化などと思っているなら、なんとおめでたい!

コメント
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