冬の朝・深泥池

もぐり込んだ布団から顔を出すと、
カーテンを通して明るい光がきらきらしていました。
曇った窓ガラスを指でこすると、
外は何もかもうっすら雪が覆う冬景色、
空は快晴。

急いで朝ご飯を食べて自転車で外に出てみれば、
影の部分と光が当るところとの違いがくっきり。
影の部分は凍りついていてタイヤがスリップします。

日が当る所を選んで深泥池まで行きました。



深泥池はまるで時間が止まったみたい。
水面は所々みぞれ状に凍っていました。

シンと静まりかえった林の中を時折小鳥が鋭い鳴き声を残して飛んで行きます。

水面に波紋が揺れるのは、
池岸の樹や草から雪が池の中に落ちているのでしょう。

青い空を映して池も青く輝いています。