暑がりの私は夏は麻のものをよく着ます。
でも、麻はアサだとおもっていたけれど、
麻と呼ばれる布はほとんど「アサ」ではないということを初めて知りました。
バラ目、アサ属、アサ科のアサは大麻、ヘンプ(hemp)のみ、
洋服などに表示されている「麻」は苧麻か亜麻で、
アサ科でなくて、
苧麻(ラミー)はイラクサ科、
亜麻(リネン、リンネル)はアマ科で、
アサとは全然違う植物らしいのです。
上のものは「麻」と書かれているので、
苧麻(カラムシ・イラクサ科)か亜麻(リネン、アマ科)の繊維ということだけど、
おそらく全部亜麻、リネンだと思います。
上の写真の布はたぶん苧麻、カラムシの繊維を織ったものだと思います。
灰汁だきしたり、晒したり、績んだり、たくさんの手間暇かかる工程を経て織られた古い布です。
手で糸を繋いで績んだ跡が、
独特の風合いとなって味わい深い布に仕上がっています。
こんな着物をさらっと着ていた昔の人たちの様子を
そっと覗いてみたいと思います。
ジュートと呼ばれる黄麻も
マニラ麻や 洋麻(ケナフ)もアサ科ではなく、
それぞれの地域で栽培されている、あるいは野生の植物です。
これはジュートかな?
クズ(葛)で折った葛布やフジ(藤)の藤布や
シナ(科)の科布、芭蕉で織ったバショウ布は○○麻と呼ばれなくてよかったな。
でも知らずにそれらの布を見たら、やっぱりどれもみんな麻?と思うかもしれないです。
上のラベルは亜麻のこと。
木綿と絹のインパクトが凄過ぎて、
他の繊維は皆「麻」ということになったのかもしれません。
古代に初めて絹に触れた人は、どんなに驚いたことでしょう。
また江戸時代に始めて木綿の着物を着た時、
始めて綿の布団に寝た時、
なんて柔らかで温かいんだろうと驚嘆したに違いありません。
タイマ(大麻)の繊維は日本では縄文時代からずーっと利用されてきたそうです。
日本の大麻は外国の大麻に比べ精神作用が少ないものの
大麻の畑で長時間作業をしているとあさよい(麻酔い)すると言って嫌ったそうです。
なぜ文化の違いがおこるのか、おもしろいところです。
上の糸は店でヘンプと書いてあったので、
おそらくこれはタイマ(大麻)本物のアサ科のアサの繊維なのかな?
でも、麻はアサだとおもっていたけれど、
麻と呼ばれる布はほとんど「アサ」ではないということを初めて知りました。
バラ目、アサ属、アサ科のアサは大麻、ヘンプ(hemp)のみ、
洋服などに表示されている「麻」は苧麻か亜麻で、
アサ科でなくて、
苧麻(ラミー)はイラクサ科、
亜麻(リネン、リンネル)はアマ科で、
アサとは全然違う植物らしいのです。
上のものは「麻」と書かれているので、
苧麻(カラムシ・イラクサ科)か亜麻(リネン、アマ科)の繊維ということだけど、
おそらく全部亜麻、リネンだと思います。
上の写真の布はたぶん苧麻、カラムシの繊維を織ったものだと思います。
灰汁だきしたり、晒したり、績んだり、たくさんの手間暇かかる工程を経て織られた古い布です。
手で糸を繋いで績んだ跡が、
独特の風合いとなって味わい深い布に仕上がっています。
こんな着物をさらっと着ていた昔の人たちの様子を
そっと覗いてみたいと思います。
ジュートと呼ばれる黄麻も
マニラ麻や 洋麻(ケナフ)もアサ科ではなく、
それぞれの地域で栽培されている、あるいは野生の植物です。
これはジュートかな?
クズ(葛)で折った葛布やフジ(藤)の藤布や
シナ(科)の科布、芭蕉で織ったバショウ布は○○麻と呼ばれなくてよかったな。
でも知らずにそれらの布を見たら、やっぱりどれもみんな麻?と思うかもしれないです。
上のラベルは亜麻のこと。
木綿と絹のインパクトが凄過ぎて、
他の繊維は皆「麻」ということになったのかもしれません。
古代に初めて絹に触れた人は、どんなに驚いたことでしょう。
また江戸時代に始めて木綿の着物を着た時、
始めて綿の布団に寝た時、
なんて柔らかで温かいんだろうと驚嘆したに違いありません。
タイマ(大麻)の繊維は日本では縄文時代からずーっと利用されてきたそうです。
日本の大麻は外国の大麻に比べ精神作用が少ないものの
大麻の畑で長時間作業をしているとあさよい(麻酔い)すると言って嫌ったそうです。
なぜ文化の違いがおこるのか、おもしろいところです。
上の糸は店でヘンプと書いてあったので、
おそらくこれはタイマ(大麻)本物のアサ科のアサの繊維なのかな?