マリヤンカ mariyanka

日常のつれづれ、身の回りの自然や風景写真。音楽や映画や読書日記。手づくり作品の展示など。

祭りの季節

2019-07-15 | Weblog
京都では7月は「こんちきちん(祇園祭)」の季節です。
鉾や山が次々と組み立てられていくのを眺め、
笛や鉦の生の音を聞き、ウロウロ歩いて、
ワクワクしたものです。
最近は、人が多過ぎて、
普通に歩くこともままならない感じになっていますが・・・

祇園祭の祭神は牛頭天王(ごずてんのう)
ルーツはおそらく朝鮮半島
日本列島であれこれミックスされて
神仏混交で、さらに伝説や修験道なんかも混ざっていて、
興味深い神様です。

牛頭天王を祭っているところは祇園精舎以外にもたくさんあるようです。
私が住んでいる村の、東側の村にも西側の村にも、
牛頭天王を祭神とする天王祭があり、
一昨日の夜は田んぼの中に100発の花火が打ち上げられました。
小規模ながらも、間近なので、迫力がありました。

音が辺りにこだまして響きます。
花火と花火の合間にはカエルの合唱が!

そして昨日は東隣の村の有爾桜(うにさくら)神社で天王祭、
山の上の神社の前の小さな広場で、
かんこ踊りが奉納されました。
三重県では「かんこ(鞨鼓)踊り」が今も各地で見られます。
被り物が特徴で、
地域によって違うようですが、
有爾桜神社のかんこ踊りの被り物は、
頭の上から肩の下まですっぽり覆うもので
顔は全く見えません

さらさらと揺れて、とてもきれいで、
麻か何かの繊維かと思いましたが
なんと、白馬の尾毛なのだそうです。
びっくりしました。

小雨が降っていたので、
ブルーシートがテント代わりに張られた広場の下での踊りでした。
ほら貝がリードをとり、
踊り手が打つ鼓の音と、
3人の歌い手の朗々と響く声、
時折入る鉦と笛の音、
お天気ならどんなに素晴らしかったことでしょう、

藁と竹と紙で作られた飾り、皆さん1本ずつ抜いて持って帰ってください
とアナウンスがあったので、
貰って帰り玄関に飾りました。

最後には餅撒きもあって、
昨夜はサトイモや大根や鶏肉の汁にそのお餅を入れていただきました。
小さな紅白のお餅でしたが、しっかりとしたお餅で美味しくいただきました。

小さな村の、
普段は誰も居ない小さな神社で、
こんな祭りがずーーっと(何百年も?絶えることなく)続けられているということが
本当に驚きです。






コメント
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