セミの羽ばたきとジジジzzzzzz・・・という音が聞こえました。
蜘蛛の巣にでも引っ掛かったのかな、と思いつつ近づいてみると、
アブラゼミが、大きなカマキリに捕まって、もがいているのでした。
カマキリは鎌でしっかりとセミを掴んでいます。
時々鎌の位置を変え、セミの羽ばたきをガシッと押さえて、腹部に噛みついています。
セミは必死であがいていますが、
カマキリの4本の足は、木をしっかりと摑んで
足も身体も微動だにしません。
カマキリの細い体、細い脚、小さな頭のすごい力!バランス!生命力!!!
しばらくして見に行ったら、セミの身体は半分くらいになっていて、余裕が出来たのか、
カマキリは、あの三角の顔をまげて、じろっとこちらを見ました。
またしばらくして見に行ったら、
もう何もなくていなくて、下にセミの翅が一枚だけ落ちていました。