櫛田川の源流、奈良との県境に近い高見山の山麓、波瀬に私設の植物園があります。
代々林業を続けてきた田中家が地域の木や山野草や石などを集めて作ったのが波瀬植物園です。
植物園の入り口にある「おふく茶屋」、残念ながらお休みでした。
「おふくそば」と「でんがら・棒葉（ほうば）の葉に包んだお餅」を食べたかった・・・
この日の午後３時ごろ、訪問者は私たち二人だけのようでした。
左のポストに入園料３００円を自分で入れて門をくぐって入ります。
入り口付近には苔むした大岩がたくさん配してありました。
春先の、水芭蕉とミツマタの頃には訪れる人も多いそうです。
モミジの葉が散り敷いた赤い道、イチョウの葉の黄色い道を辿り、
苔に滑りそうになりながら、ゆっくり散策しました。
園内は山の斜面を利用し、
小川や池や大きな石や切り株などを配し、あずまやがあり、
植物園というより庭園のような感じがしましたが、
おもな木々や草花には名札がついています。
↓ こんな看板が何本も立っていました。心無い人が居るようです。
大きな切り株
国道沿いには小さな道の駅もありますが、
午後4時をわずかに過ぎていて、閉店していました。
奈良県境に近い波瀬（はぜ）は、大和（奈良）を通って伊勢へと向かう和歌山街道の宿場町として栄えたそうです。
櫛田川沿いに高い石垣を築いて造られた本陣、脇本陣が今も残っています。
↓ 一部資料館として公開されています。
↑ 国道側（植物園側）から、櫛田川を挟んで和歌山街道側を見る
コメントありがとうございます。
石積みに心惹かれます。
昔の人は田んぼも畑も川の土手も家の土台も、全部石積み。
本当にすごいことです。
自分でやってみると、先ず石は重い、
ごろりと石が傾いただけで、うっかりすると指を挟んでケガをしてしまう・・・
でも、一つ一つ形も性質も違う石を積み上げるのは
面白いだろうな、とも思います。
石積みの名人は請われて遠くまで出かけて行ったと聞きます。
藤森さんが積み上げた石積みは残っているのでしょうか？
コンクリートの3面張りになってしまった川を見ると本当に悲しいです。
昔、昔、実家で畑のへりに石垣を作ると母に言われてグリ石（そう言っていました）を近くの川からひろってきたことがありました。今、久しぶりに「グリ石」なるものを思い出して懐かしいです。
その石垣の隙間にイチゴを植えていたことも。
おはようございます。
ありがとうございます。
三重県は、今まで全く知らなかった土地ですが、
住んでみると、人口の偏りが少ない、昔の暮らしが継承されている所が多い、
自然が豊か、ごく一部しか観光化されていない、などなど、あちこち探索するのが楽しいです。
「グリ石」初めて聞きましたが、何となく握りこぶしぐらいの石？という感じがします。
お母様は畑をそうやって守っておられたのですね。
そして石垣の隙間にイチゴ、いいですね！
甘酸っぱい真っ赤なイチゴ、
今は全部ハウスの中。