一日中雨が降った翌日、お天気になりましたが
方々に水溜まりも出来ていて、外仕事はできないので、
山の方へ紅葉を見に行こうということになり、
ポットに熱い紅茶を入れて、
以前から行きたかった波瀬(はぜ)方面へ車を向けて午後2時頃出発しました。
櫛田川の源流、奈良県との県境の方(西)へ向かって、どんどん遡ります。
川は蛇行し、道も蛇行しているので
たくさんの橋を眺め、たくさんの橋を渡りました。
真っ赤な橋、朱色の橋、錆びて茶色になった橋、黄色の橋、青い橋、緑色の橋、
↓ そして前から行きたかった「沈み橋(沈下橋、潜水橋)」に立ち寄ることが出来ました。
櫛田川には、同じような「沈み橋」が8本もあるそうです。
かつては木と石でで作られていた沈み橋も現在はコンクリートでガッチリと作られています。
増水時には文字通り水の下に沈み、木切れや土砂などが引っ掛かることなくスムーズに流れ
その役目を果たすそうです。
↓ 道沿いの木々、すっかり葉を落とした木と、真っ赤に紅葉した木と、
↓ ここにも小さな橋が
川沿いの木々の紅葉が美しい
* 帰路、夕闇迫る中、車を走らせていると、道路わきで手を振るおじさんが!
車を止めて尋ねると、トラックのバッテリーが上がってしまったので、
この先の家の方まで乗せてほしい、とのことで、
その人を載せてほんの10分くらい言葉を交わしました。
その方の話によれば「・・・罠にテンがかかってな・・・
殺したくないので、山に放しに行ってきたんや・・・
そして車に戻ったら、エンジンがかからんのでな・・・」
「テン!珍しいですね」と私が言うと
「・・・かわいいよ!」と顔をほころばせて言うのです。
狩猟免許を持っているそうで、その辺りのことなど色々お聞きしたかったけれど、
あっという間に、ご自宅付近に到着し、丁寧にお礼を言って降りて行かれました。
往復約130キロのドライブでした。
バイクやリヤカー位なら通れそうな沈下橋。
沈下橋があると、その近くに人の暮らしがあることが分かります。
少しくらい遠回りでも、今では車を利用した方が便利かもしれませんが、
集落に続くのか、田畑に続くのか、山に続くのか、
人が歩く道の延長のような橋に心を惹かれます。
「与一野の枝垂れ櫻」たくさん画像がupされています。見事ですね。
桜の古木の満開の風情は格別ですね。
頑張ってください。