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2013年 ヨーロッパへの旅 7

2013-10-26 23:09:10 | 2013年 ヨーロッパへの旅


9月6日(金) (クレタ島・ハニア2日目) 

のんびり朝食を取り、丁度、我々の部屋のバルコニーから見える
大きな市場の偵察に出かけることにした。

ここは屋根付きの十字形をした建物で、
食料品、酒類、ハーブやスパイスなどが売られており、
朝早くから夜遅くまで賑わっている所らしい。

種々雑多の土産物、魚、肉、チーズ、惣菜類、見たこともないような品や
食品の混ざり合った臭いで、異国を感じた。


 

ハニアはイラクリオンに次ぐクレタ島第二の都市で、
1840年から1971年までは、行政の中心でもあった。
 
島の北西岸に位置し古代名をキドニアという。
クレタ文明時代の都市に起源し、続いて、古代ギリシャ、
東ローマ帝国、ヴェネツィア共和国の支配下に置かれ、
17世紀にオスマン帝国領になったという歴史があり、
島のあちこちにその頃の遺跡
(キドニア遺跡と呼ばれる)がたくさんある。
その遺跡の上に現代の建物が建っているので、
これらを全て保存して後世に残すのは
かなり難しいのではないかと思った。
 
 
 
 
 
 

 
 
ここから昨日の港まではやはり数分。
そのまま岬の先端近くまで歩くと、
海の色と薄い黄土色の石の色がマッチして、とても美しかった。
 
 
 
 
 
ああ、あの運転手が言っていたハニアの美しさはこれだったのだ。
本当に澄んだ空気が作り出す空の色だ。
 
 
ヴェネツィアンポートを右側に眺めながら、
海沿いの道を少し行った所にある
小さな博物館には、ハニア周辺で発掘された
ビザンチン時代の陶器やモザイクなどが展示されていた。
 
 
 
ビザンチン博物館の中は撮影禁止。
係の人に天井を指差しこの角度で1枚だけ撮らせて欲しい
と頼んだ1枚がこれ。
 
 
そして、チケットをこの博物館とセットで買うと1ユーロ安くなる、
と言って薦められた考古学博物館はすぐ近くだが、ここに行くまでの
旧市街地の街並みも本当に美しかった。
 
 
 
この迷路のような石段の細い道の両側には
レストラン、カフェ、ブティック、かわいらしい品々を集めたショップなどが
たくさん並んでいて、ここを見ているだけで何時間も楽しめそうだった。
 
 
 
考古学博物館は古い建物で、紀元前3700年の土器から始まり、
5世紀の物まで展示されていたが、イラクリオンに比べ
何となくぞんざいな感じだったので、ありがたみが薄かった。 

ここはサッと見て、早めにホテルに戻り、
8時からの夕食に合わせ、お風呂にも入り、
レストランに行ったら、今日も一番乗りだった。
 
しばらくして、もう一家族も来たが、ディナーは2組だけ。
ちょっとドキドキしながら、それぞれのチョイスでコース料理が並んだ。
 
 
いつものようにパンが5~6個、前菜、サラダ、夫はビーフ、私はチキン。
パンは全く手を付けず、サラダだけでお腹がいっぱいになり、
味はおいしいのに、チキンもビーフも少し口を付けただけ。
さらに、私の大好きな果物が大きなトレーに出てきても、
ほとんど食べられなかった。
 
サーブをしてくれたモデルのような美しい女性に、ギリシャの人達は
こんなにたくさんの夕食を食べるのかと聞いたら、
「もちろん。」と頷きながら「朝食はコーヒーとビスケットぐらい、
夕食は9時頃から始まり、11時、12時まで続くので、
寝る時間は大体2時頃だ。」とのこと。
 
それでは太るはず。
道理で、日本では考えられないほどの体型の人が多い。
 
しかし、その女性は細身で、仕事は忙しいし、二人の子供がいて、
一日中動き回っているせいか太ることはないということだった。
 
やはり、食べて動かなければ太るのだ。
 
 
 
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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ハニア (ぽっぽ)
2013-10-30 10:44:40
素敵な空の色。路地裏の雰囲気、お料理などたくさんの写真を拝見して堪能しました。
それにしても夕食の量・時間・驚きですね。
返信する
驚き・・・・ (まあちゃん)
2013-10-30 23:42:03
ぽっぽちゃん、いつもお忙しい中お訪ねいただきありがとうございます。
美しい小路にも一人ブルーの衣装の方がいらっしゃるでしょう。
日本ではなかなかお目にかかれないかもしれません。
返信する

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