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2013年ヨーロッパへの旅 31

2014-01-31 00:26:53 | 2013年 ヨーロッパへの旅


9月26日(木)(スイス・サースフェー4日目)
 

今日はホーサース(3,142m)を目指す。

サースフェーでバスに乗り、グルントで下車、
徒歩で10分のクロイツボーデン駅までは、
のんびりと田舎道が広がる。

クロイツホーデンからゴンドラに乗り、ホーサースまで。

驚いたことに、途中のゴンドラ乗り継ぎ地点で、
12時から1時までは休み時間だから、とゴンドラがストップ。
日本では考えられないが、そこで1時間を潰すことになった。

 残念ながら晴れていれば、湖に映る山は見えず、
ほんのちょっと陽がさした時に、かすかに美しい山並みが見えた。

湖のほとりで昨夜のトマト、ブドウ、パンの残りを口に入れたが、
パンを欲しがるヤギさんやニワトリさんにもお裾分け・・・・・
とてもかわいいのだが、とにかく寒くて、寒くて・・・・。



上へのケーブルカーが動くや否や、
早速、ホーサースの頂上( 3,142m)へ。

眼下に迫るバイスミーア(白い氷河)は、
以前よりかなり溶けているのだろう、
うっすらと黒く表面が汚れている。
所々にクレパスが見え、
危ないので上に乗るのは「危険」という看板が立っていた。

100万円を上げるから行ってみたら、と言われても絶対にお断りをする。
近くに立っているだけでも高所恐怖症のように
寒さも手伝って震えるばかり。

それもそのはず、富士山頂に近い高度である。
それにしても、スイスの観光事業は本当に偉大だ。
こんな高い山の上にもすばらしいレストハウスがある。

 

客は我々二人だけ・・・

窓の外に広がる氷河を眺めながら一休みし、
先ほどのゴンドラの中継点まで戻り、
そこからまた歩いて下山した。

帰国後、聞いた話だが、我々の帰国前、
この氷河のクレパスに落ちて日本人が亡くなられたという。

ここサースフェーではたった二人、
50代と30代と思われる日本人男性にしか会っていない。
ニュースによると30代の男性だったとのこと。
すれ違う時に会釈をして笑顔を交わしただけの人だったが、
まさか・・・と、未だに気になっている。

 

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