9月26日(木)(スイス・サースフェー4日目)
今日はホーサース(3,142m)を目指す。
サースフェーでバスに乗り、グルントで下車、
徒歩で10分のクロイツボーデン駅までは、
のんびりと田舎道が広がる。
クロイツホーデンからゴンドラに乗り、ホーサースまで。
驚いたことに、途中のゴンドラ乗り継ぎ地点で、
12時から1時までは休み時間だから、とゴンドラがストップ。
日本では考えられないが、そこで1時間を潰すことになった。
残念ながら晴れていれば、湖に映る山は見えず、
ほんのちょっと陽がさした時に、かすかに美しい山並みが見えた。
湖のほとりで昨夜のトマト、ブドウ、パンの残りを口に入れたが、
パンを欲しがるヤギさんやニワトリさんにもお裾分け・・・・・
とてもかわいいのだが、とにかく寒くて、寒くて・・・・。
上へのケーブルカーが動くや否や、
早速、ホーサースの頂上( 3,142m)へ。
眼下に迫るバイスミーア(白い氷河)は、
以前よりかなり溶けているのだろう、
うっすらと黒く表面が汚れている。
所々にクレパスが見え、
危ないので上に乗るのは「危険」という看板が立っていた。
100万円を上げるから行ってみたら、と言われても絶対にお断りをする。
近くに立っているだけでも高所恐怖症のように
寒さも手伝って震えるばかり。
それもそのはず、富士山頂に近い高度である。
それにしても、スイスの観光事業は本当に偉大だ。
こんな高い山の上にもすばらしいレストハウスがある。
客は我々二人だけ・・・
窓の外に広がる氷河を眺めながら一休みし、
先ほどのゴンドラの中継点まで戻り、
そこからまた歩いて下山した。
帰国後、聞いた話だが、我々の帰国前、
この氷河のクレパスに落ちて日本人が亡くなられたという。
ここサースフェーではたった二人、
50代と30代と思われる日本人男性にしか会っていない。
ニュースによると30代の男性だったとのこと。
すれ違う時に会釈をして笑顔を交わしただけの人だったが、
まさか・・・と、未だに気になっている。
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