蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

ひとつの点から、無限の世界へ

2010-07-24 | 趣味
素人の描いた絵を観る。
カルチャーセンターの壁面に展示してあった。

水彩画や油絵、独自の画法、色々ある。
風景画、静物、人物、咲き乱れる花・・・あれこれ。
風景画にも、日本のしっとりした風景を薄い色合い、筆使いで表現したものや
外国の街並みをカラフルでビビッドな色で、描いたものもある。

中でも、特別、目を引く作品があった。
まあ、なんと、お上手。繊細、かつ大胆。
よく聞けば、先生の作品だそうだ。
なるほど。そうやろなー。
先生と生徒とでは、なんの説明もなくても、観ただけで違いがわかる。(あたりまえか)

生徒の作品で、惹きつけられる作品も、ひとつ、あった。
お上手なのかどうかはわからないが、感性、色合い、タッチ、雰囲気、
想像力をかき立てる。
単純に、「こういうの、好き」


国内外で気に入った絵をちょいちょい買い求めるが、上手だからという理由で買うことはない。
題材が気に入り、表現が好みに合うから。
美術館でも、上手だから熱心に観る、なんてことはないはず。
なにかしら惹かれるものがあるからだろう。

その好みは、なにも絵画の世界だけには留まらないようだ。
嗜好は志向となり、点と点がつながり、あるラインとなり、ラインがつながると面になり、
面が組み合わされると、立体となる。

自分の好みもいろんなカタチ、方向性が現れる。
テキスタイル→衣類、ファブリック→ファッション、雑貨
家具・本・音・香り→癒しの空間・時間
風景・光景→未知の国への好奇心、リピーター旅行
文字や写真、映像、音楽→書籍、ブログ、映画、舞台、ミュージカル、コンサート

目に見えるものだけでなく、森羅万象すべてにつながる。

考え方、思想、哲学、
文化、人、生活、自然・・・・・
都会の喧騒、古都の静寂、田園地帯の平和、
灼熱の褐色肌、ラテンの明るさ、
エネルギッシュな下町のざわめき、混沌

毎日の暮らしの積み重ね。
汗、油、泥、冷や汗、涙、罵声、笑い声、会話、food、
退屈であろうが、苦痛であろうが、虚しかろうが、超多忙であろうが、
時間は過ぎる。


たったひとつのお気に入り、ひとつの点から無限に世界は拡がる。
とっても楽しいことだ。


次々繰り広げられる、五感の連鎖。
五感は互換から。創造は、想像から始まる。

(創造は模倣から、って言われてますけれどね)


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