夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『テッド』〈吹替版〉と〈字幕版〉両方。

2013年01月26日 | 映画(た行)
『テッド』(原題:Ted)
監督:セス・マクファーレン
出演:マーク・ウォールバーグ,ミラ・クニス,ジョエル・マクヘイル,
   ジョヴァンニ・リビーシ,パトリック・ウォーバートン他
声の出演:セス・マクファーレン

今週月曜日、伊丹に用事があって有休を取っていました。
早いうちにムビチケを購入していた本作を観ようと、
TOHOシネマズ伊丹にて14:25の回の字幕版をネット予約。
所用は10:30ごろには片づくと予想できたので、
『東京家族』の11:00の回もネット予約してから出かけようかと思いましたが、
今日こそ貯まったポイントで観るぞと予約は見送りに。

さて、10:40に用事が片づいて、いざTOHOシネマズが入るイオンモール伊丹へ。
読みどおりだったはずが、方向音痴なんです、私。
10分とかからず到着できる場所にいたのに、道に迷ってしまいました。
ここどこよぉと涙目。ぐるぐる回ってイオンを発見。
喜んだのも束の間、そこはイオンモール伊丹じゃなくて尼崎やし。(T_T)

結局、イオンモール伊丹に到着したのは11:30。迷うにもほどがある。
14:25まで本でも読んでいようかなと思いましたが、
11:55からの『テッド』〈吹替版〉か12:05からの『ONE PIECE FILM Z』なら観られるやん。
しばし悩んで前者を選択したのでした。
同じ映画の吹替版と字幕版をハシゴするのは人生初。

1985年のボストン郊外。
少年ジョン・ベネットは、クリスマスに両親からテディベアを贈られる。
友だちのいないジョンはそれに“テッド”と名づけ、片時も離れない。
テッドになら何でも打ち明けられる。テッドが喋れたらいいのに。
ひとつの星が流れた夜、ベッドでテッドを抱きしめてそう願うジョン。
翌朝、ジョンの願いが叶い、命が宿ったテッド。

テッドは「生きているぬいぐるみのクマ」としてたちまち噂に。
テレビからも引っ張りだこでセレブの名をほしいままにするが、
ジョンのことは決して忘れない。ふたりはず~っと親友。

そうして月日が経ち、レンタカー屋に勤めるジョンは35歳に。
テッドといえば、見た目は変わらずとも中身はすっかりオッサン。
世間にも飽きられて、酒と女とマリファナ漬けの日々。
ジョンとテッドは並んでソファに座り、懐かしの映画を観て過ごす。

そんなジョンにも交際4年になる恋人ロリーがいる。
ロリーはテッドとも折り合いは悪くないが、
雷が鳴ればお互いに一緒でなければ眠れないジョンとテッドに呆れ、
いいかげんに大人になってほしいと思っている。

交際4年目を迎えた記念日の晩、食事を終えたジョンとロリーが帰宅すると、
テッドが何人もの娼婦をはべらせて乱痴気騒ぎ。
さすがに怒りを爆発させたロリーは、テッドと別居するようにジョンに提案。
こうしてジョンとテッドは離ればなれの生活を始めるのだが……。

日本語の監修は、『宇宙人ポール』(2010)と同じく町山智浩氏。
かなりマニアックな話題が多いのですが、
とにかくこの面白さをできるだけたくさんの人に伝えたいという心意気が
町山氏の日本語監修には感じられて嬉しくなります。

吹替版と字幕版ではドラッグの名前など、微妙に異なるものもあり、
続けて観ても退屈しませんでした。
次の台詞がわかっているから、先走って笑ってしまったりして。

アヒル(鴨と言ってたけどアヒルですよね?)の名前がジェームズ・フランコだったり、
「黙れ、スーザン・ボイル」とか「誰かが星一徹にならなきゃ」とか、
この辺りは吹替字幕共通で傑作。
さんざん出てくるトム・スケリットのやる気のない表情にも笑いましたが、
前妻はスカーレット・ヨハンソン、現在の妻はブレイク・ライヴリーという色男ライアン・レイノルズが、
まさかノークレジットで出て中年男とキスさせられるとは。
ついでに、テッド・ダンソンから超粗チンだと言われているウディ・ハレルソンは、
手元にある『ハリウッド噂の真相』(日本文芸社刊)によれば巨根の持ち主として挙げられている一人です。

カルバン・クラインの下着モデルだったマーク・ウォールバーグ
ハードボイルドなイメージが強かったのに、
『アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!』(2010)や『デート&ナイト』(2010)で壊れかけていると思ったらこんな役。
そろそろまたカッコイイ役でお目にかかりたいものです。

苦手なう○こネタには「ひょえ~」でしたが、それでもこれには笑ってしまいました。
ミラ・クニス、えらい。

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