『クラシコ』
監督:樋本淳
ナレーション:安めぐみ
2月20日(土)~26日(金)まで開催された“神戸スポーツ映画祭!”。
ダンナの会社が協賛ということで、行ってみることにしました。
いつ行こうかなと悩み、上映作品である7作品を吟味。
そのうち、『人生はマラソンだ!』(2012)と『KANO 1931 海の向こうの甲子園』(2014)は
一昨年あるいは昨年に劇場で観たことがある作品だし、
都合よく未見の3作品を上映する25日(木)に有休を申請。
晩は仕事帰りのダンナと六甲で落ち合うことにしたので、私は六甲まで車で。
劇場で映画を観ることが多くなったら、TSUTAYA DISCASの1カ月定額本数16本が消化できず、
だから最近は映画のDVDだけでなくCDもよくレンタルしています。
この日は六甲まで運転するのだからと、事前に松山千春の“Super Best34”をレンタル。
FM COCOLOを聴いているとこの辺りの曲がよくかかるのです。
ラジオで聴くと懐かしくてまた聴きたくなっちゃって、ついついレンタル。
六甲まで行くといっても何時間も運転するわけじゃなし、
2枚組の1枚目の途中までしか聴けないんですけど。
名神に乗ってから聴き始め、1曲目の“季節の中で”を大音量で。
ひとりカラオケ状態のまま六甲へ到着。
いつも晩にしか行かないから、阪急六甲駅近くの駐車場が軒並み満車だとは予想せず。
数分だけ離れたコインパーキングに運よく空きを発見。
車を駐めて阪急電車で花隈駅へと向かいました。
地元に密着した映画館、元町映画館。
近所のおっちゃんおばちゃん、じいちゃんばあちゃんなど常連さんが多いらしく、
「一般」で3本観ようとしている私はちょっと珍しかった様子。
「3本ご覧になるならば、お昼ごはんはどうされるのですか」と、
そこで何か販売しているわけでもないのに、昼食の心配をされたのは初めて。
大丈夫です、映画を観るときは食事は二の次。野菜ジュース持参ですから(笑)。
さて、本作はサッカーの地域リーグ“北信越リーグ”を取り上げたドキュメンタリー。
2010年の日本作品で、前年2009(平成21)年の様子が描かれています。
日本のサッカーリーグは、いわゆるJリーグの下にJFLと地域リーグがあります。
多くの地域リーグがJFLへ、そしてJリーグへと上がることを目指していますが、
参加チームが優に100を超える地域リーグから這い上がることはとてつもなく難しい。
地域リーグは9つの地域に分けられ、
北信越リーグには長野県、新潟県、富山県、石川県、福井県のチームが参加。
そのうち、“クラシコ(=因縁の対決)”と呼ばれているのが、
同じ長野県のチーム、松本山雅FCと、AC長野パルセイロ。
どうして因縁の対決なんだと思っていたら、サッカーだけの話ではないのですね。
長野市と松本市は歴史の背景もあり、その昔から敵対。
長野市側はさして敵対視していないらしいのですが、松本市側はそうではない。
これってまるで、長野市=巨人、松本市=阪神(笑)。
実際、グリコの看板の阪神ユニフォーム着用バージョンのTシャツを着た、
松本山雅のサポーターがいて、かなりウケました。
どちらが先にJFLへ、そしてJリーグへと上がれるのか。
運営者やサポーターの努力や悲喜こもごもに引き込まれます。
が、本作を観て思ったのは、本当に上層のリーグへ上がることだけがいいことなのか。
その点については本作中では示されません。
登録するだけで何百万何千万円の供託金が課せられるJFLやJリーグ。
地域リーグで1万人集客できる力はたいしたものですが、
それだけでは上のリーグではやっていけないわけで、
上がったはいいけれど運営できなくてつぶれてしまうケースも多いと聞きます。
上へ、ということは誰しもの願いでありましょうが、
地域リーグに居続けるというのもひとつのあり方なのではと思いました。
監督:樋本淳
ナレーション:安めぐみ
2月20日(土)~26日(金)まで開催された“神戸スポーツ映画祭!”。
ダンナの会社が協賛ということで、行ってみることにしました。
いつ行こうかなと悩み、上映作品である7作品を吟味。
そのうち、『人生はマラソンだ!』(2012)と『KANO 1931 海の向こうの甲子園』(2014)は
一昨年あるいは昨年に劇場で観たことがある作品だし、
都合よく未見の3作品を上映する25日(木)に有休を申請。
晩は仕事帰りのダンナと六甲で落ち合うことにしたので、私は六甲まで車で。
劇場で映画を観ることが多くなったら、TSUTAYA DISCASの1カ月定額本数16本が消化できず、
だから最近は映画のDVDだけでなくCDもよくレンタルしています。
この日は六甲まで運転するのだからと、事前に松山千春の“Super Best34”をレンタル。
FM COCOLOを聴いているとこの辺りの曲がよくかかるのです。
ラジオで聴くと懐かしくてまた聴きたくなっちゃって、ついついレンタル。
六甲まで行くといっても何時間も運転するわけじゃなし、
2枚組の1枚目の途中までしか聴けないんですけど。
名神に乗ってから聴き始め、1曲目の“季節の中で”を大音量で。
ひとりカラオケ状態のまま六甲へ到着。
いつも晩にしか行かないから、阪急六甲駅近くの駐車場が軒並み満車だとは予想せず。
数分だけ離れたコインパーキングに運よく空きを発見。
車を駐めて阪急電車で花隈駅へと向かいました。
地元に密着した映画館、元町映画館。
近所のおっちゃんおばちゃん、じいちゃんばあちゃんなど常連さんが多いらしく、
「一般」で3本観ようとしている私はちょっと珍しかった様子。
「3本ご覧になるならば、お昼ごはんはどうされるのですか」と、
そこで何か販売しているわけでもないのに、昼食の心配をされたのは初めて。
大丈夫です、映画を観るときは食事は二の次。野菜ジュース持参ですから(笑)。
さて、本作はサッカーの地域リーグ“北信越リーグ”を取り上げたドキュメンタリー。
2010年の日本作品で、前年2009(平成21)年の様子が描かれています。
日本のサッカーリーグは、いわゆるJリーグの下にJFLと地域リーグがあります。
多くの地域リーグがJFLへ、そしてJリーグへと上がることを目指していますが、
参加チームが優に100を超える地域リーグから這い上がることはとてつもなく難しい。
地域リーグは9つの地域に分けられ、
北信越リーグには長野県、新潟県、富山県、石川県、福井県のチームが参加。
そのうち、“クラシコ(=因縁の対決)”と呼ばれているのが、
同じ長野県のチーム、松本山雅FCと、AC長野パルセイロ。
どうして因縁の対決なんだと思っていたら、サッカーだけの話ではないのですね。
長野市と松本市は歴史の背景もあり、その昔から敵対。
長野市側はさして敵対視していないらしいのですが、松本市側はそうではない。
これってまるで、長野市=巨人、松本市=阪神(笑)。
実際、グリコの看板の阪神ユニフォーム着用バージョンのTシャツを着た、
松本山雅のサポーターがいて、かなりウケました。
どちらが先にJFLへ、そしてJリーグへと上がれるのか。
運営者やサポーターの努力や悲喜こもごもに引き込まれます。
が、本作を観て思ったのは、本当に上層のリーグへ上がることだけがいいことなのか。
その点については本作中では示されません。
登録するだけで何百万何千万円の供託金が課せられるJFLやJリーグ。
地域リーグで1万人集客できる力はたいしたものですが、
それだけでは上のリーグではやっていけないわけで、
上がったはいいけれど運営できなくてつぶれてしまうケースも多いと聞きます。
上へ、ということは誰しもの願いでありましょうが、
地域リーグに居続けるというのもひとつのあり方なのではと思いました。