夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ザ・ブリザード』

2016年03月08日 | 映画(さ行)
『ザ・ブリザード』(原題:The Finest Hours)
監督:クレイグ・ギレスピー
出演:クリス・パイン,エリック・バナ,ケイシー・アフレック,ベン・フォスター,
   ホリデイ・グレインジャー,ジョン・オーティス,カイル・ガルナー他

これまでインターネットバンキングを利用していなかった某銀行。
昨年末、寄ったついでにネットバンキングに申し込んだはいいけれど、
初めてネット利用した折りに、あろうことかパスワードを何度もミス。
パスワード再発行のためにまた寄らなければならなくなりました。

次年度に繰り越しできない有休があとほんの少しだけ残っているので、
先週の水曜日に午後休を取り、西宮北口へ。
ここなら目的の銀行があるほか、寄りたかった別の銀行と郵便局もあるから、
一気に用事が片付きます。西宮ガーデンズの駐車場に入庫しました。

この日はダンナが国内1泊出張のおかげで、私は帰りが遅くなっても大丈夫。
用事を片付けてからガーデンズに戻り、4階でちょっと遅めの昼食。
女子にはありえないぐらいのボリュームの「かつ玉子とじ定食」を選択。
おひつに入れられた優に2膳分はあるごはんも完食。
あきらかに食べ過ぎでしたけれど、夕食抜きで映画なので、体重には変動なし。

5階に上がり、TOHOシネマズ西宮へ。

1952年に実際に起きたSSペンドルトン号の救出劇。
クリス・パイン演じるアメリカ沿岸警備隊の隊員が主人公ではありますが、
ペンドルトン号のリーダーを演じるケイシー・アフレックも肝要。
ほぼダブル主演と言ってもいい存在です。

湾岸警備隊隊員のバーニー・ウェバーは出会ったばかりのミリアムと恋に落ちる。
ミリアムから逆にプロポーズされ、“Yes”と即答できないウェバー。
なぜなら湾岸警備隊には危険がつきもので、いつどうなるともわからない。
それに、隊員の結婚には規則として上官の許可が必要。
上官の許可なんているわけがないじゃないかと誰もが笑うが、
規則を重んじるウェバーには無視できない。
しかし、ミリアムを愛しているのは確かだから、プロポーズを受け入れ、
明日になったら司令官クラフの許可を得ると約束する。

翌日、猛烈な吹雪のなか、T2タンカーが難破したと連絡が入る。
船体は真っ二つに折れているらしく、救助の要請が入る。
同じ頃、SSペンドルトン号も難破。やはり真っ二つに折れてしまった。
船長のいる船首側はすぐに沈没して海の底。
船尾側にはレイモンド・シーバートほか30余名の船員がいた。
彼らの間ではすぐに脱出することを強く主張する者もいて、
この船のことを熟知しているシーバートのことも信じようとしない。
しかし、シーバートの案で駄目ならば間違いなく全員死ぬ。
不穏な空気に包まれつつも、シーバートの言葉に従って全員が行動しはじめる。

SOSの汽笛を聞きつけた住民からの通報で、ペンドルトン号の難破も発覚。
しかし、救助に向かおうにもT2タンカーの事故とだぶって人員が手薄。
クラフはウェバーに同行隊員を選んで現地へ向かうように指示。
かつて起きた事故のせいでウェバーを嫌うリッチーが挙手、
そこへ若手操縦手のフィッツと新米のマスケが加わる
ウェバーはクラフから結婚の許可を得ることができないまま、
3人とともに小型救助艇に乗り込み、ペンドルトン号を目指すのだが……。

3D上映しかなかったので3Dで観ましたが、2Dでも十分に迫力を感じられると思います。
上官の指示には忠実で、規則は絶対に守るウェバーが規則を破るとき。
海のことならば誰よりも自分が知っている。
荒れ狂う海をくぐり抜けてやっと難破船にたどり着いたのに、
船員の誰かを見捨てることなんてできるものかと。

クリス・パインもケイシー・アフレックも別にタイプではなく、
特に後者は近ごろ悪役が多かったけれど、
人望は厚くなくとも冷静に船員を先導するリーダー役がとても似合っていました。
もちろん泣きました(笑)。

自分が雪山もの好きだというのは以前からわかっていましたが、
どうやら私は船難破とか漂流ものも好きなようです。

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