夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『映画 闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』

2016年11月03日 | 映画(や行)
『映画 闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』
監督:山口雅俊
出演:山田孝之,綾野剛,永山絢斗,真飛聖,間宮祥太朗,YOUNG DAIS,
   マキタスポーツ,高橋メアリージュン,崎本大海,やべきょうすけ他

前述の『ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ』とハシゴ。
平日毎晩2本ずつというのは体力的にものすごくキツイ。
だけどこれもどうしても観たかったのだから仕方ない。
面白い映画を観れば、家に帰り着くのが午前0時になろうとも翌日がんばれます。

『映画 闇金ウシジマくん Part3』を観てから1カ月空かずの続編。
これで終わってしまうのかと思うととても寂しい。
でも寂しいぐらいのうちに終わるのがいいのかもしれません。

法外な金利で金を貸す闇金業者“カウカウファイナンス”。
ある日、社長・丑嶋馨(山田孝之)を訪ねてやってきた変な奴。
それは丑嶋の中学時代の同級生・竹本優希(永山絢斗)だった。
金を貸してほしいという竹本に、丑嶋は「それは友人としてか、仕事としてか」。
前者であれば、友人と金の貸し借りはいっさいしない主義、
後者であれば、友人といえども取り立てに容赦はしないと言う。

何があったか文無しの竹本。そんな彼に声をかけてきたのが鰐戸三兄弟。
二郎は竹本に仕事と部屋を提供してやるからついてこいと巧みに誘う。
行った先は「誠愛の家」という見るからに怪しい場所。
鰐戸三兄弟はここで行き場のない弱者を食い物にする貧困ビジネスを展開中。

実は鰐戸三兄弟は中学時代に丑嶋と因縁があった。
長男・一(安藤政信)、次男・二郎(YOUNG DAIS)、三男・三蔵(間宮祥太朗)は、
竹本が“カウカウファイナンス”で金を借りたことを知り、
丑嶋に復讐する絶好のチャンスだと考える。

一方、カリスマ美容家・今井万里子(真飛聖)も“カウカウファイナンス”に借金を申し込む。
人寄せのパーティで思ったよりも金が集まらず、返済が苦しくなりそう。
そんなとき、弁護士・都陰亮介(八嶋智人)と懇意になり、過払い金返還請求を勧められる。
借金を返済するどころか、元金もすべて取り戻せるという話に喜ぶのだが……。

中学時代の丑嶋が描かれ、柄崎(やべきょうすけ)や戌亥(綾野剛)、
犀原茜(高橋メアリージュン)とのなれそめやしがらみがわかります。
見入ってしまったのは14歳の丑嶋を演じる狩野見恭兵
歩き方で丑嶋であることを表現しているうえに、
声やしゃべり方なんて、山田孝之のアテレコかと思うくらい。

母親はおらず、ろくでなしの父親だけ。そんな父親のことも見捨てたりはしない。
群れでしか悪さのできない不良たちにひとりで立ち向かう丑嶋。
しかしたとえ敵であった者に対しても、理由次第では仁義を切る。
これはやっぱり女も男も惚れるでしょう。

ちょっぴり寂しく切ないエンディング。ジワッと来ました。

中学生ぐらいかなぁ、2人で来ていた男の子。
女性がハダカになるシーンで「おっ!」。
胸ぐらいで興奮しすぎやっちゅうの(笑)。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする