夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ミュージアム』

2016年11月22日 | 映画(ま行)
『ミュージアム』
監督:大友啓史
出演:小栗旬,尾野真千子,野村周平,丸山智己,田畑智子,市川実日子,
   伊武雅刀,五十嵐陽向,大森南朋,松重豊,妻夫木聡他

先週土曜日は今月3つめの結婚式
会場は近江八幡、家から2時間ほどはかかるから、ちょっとした旅行気分。
披露宴は18時から。14時ぐらいには家を出て観光もすることに。

そんな日の午前中に映画を観に行くのもどうでっしゃろ。
だけどこの日は109シネマズのポイント会員感謝の日。
迷っていたところへ江坂在住の友人から連絡あり。
「19日、109シネマズ箕面へ行こうと思うねんけど、行く?」。
もしも箕面で会えるなら、私から借りていた本を返却したいとのお申し出。
ほなら行く行く。背中を押してくれてありがとう。(^O^)

と言っても、一緒に映画を観るわけではないのです。
そういうお誘いでもないのです(笑)。
友人は10:10開映の『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』を鑑賞。
私は10:00開映の本作を鑑賞ということで、9:50に劇場ロビーにて待ち合わせ。
本の受け渡しをしてバイバイ。とっても楽ちんな関係です(笑)。
お食事するのは別の機会にということで。

巴亮介の同名コミックを大友啓史監督が実写映画化。
猟奇殺人シーンはかなりグロいのに、R指定は無しなんや。へ~っ。

仕事に追われるあまり、家庭を顧みずにきた刑事の沢村久志(小栗旬)。
そんな夫に業を煮やした妻の遥(尾野真千子)は、
息子で幼稚園児の将太(五十嵐陽向)を連れてついに出て行く。
誰もいない家へ帰って寝るだけの毎日を送る沢村は、
非番の日に爆睡中、殺人事件発生の緊急電話にたたき起こされる。

現場に向かうと、先に到着した新米刑事の西野純一(野村周平)がゲロっている。
情けない奴だと思ったが、それもそのはず、目の前は信じがたい惨状。
手足を鎖で繋がれた女性が生きたまま、空腹の獰猛な犬たちに食い殺されたらしい。
犬の胃袋の中には“ドッグフードの刑”と書かれたメモが混じっていた。

これを皮切りに、連続して猟奇殺人事件が起こる。
次に殺されたのはひきこもりの男性で、“母の痛みを知りましょうの刑”。
続いて“均等の愛の刑”、“ずっと美しくの刑”、“針千本飲ますの刑”。
いずれの犯行の日も雨天で、雨合羽を着た怪しげな人物が目撃されていた。

被害者らの共通点を調べていた沢村と西野は、ついにそれを突き止めて驚愕。
なぜなら次のターゲットが遙であることを意味していたから。
出て行ったきりの遙と将太はいったいどこにいるのか。
身内である心情を考慮して捜査から外された沢村は、独断で犯人を追い始めるのだが……。

小栗くんと野村周平くん、カッコイイ&カワイイ。
遙の親友役に田畑智子、キーとなる女医役に市川実日子
沢村の嫌な上司には伊武雅刀、良い上司には松重豊
沢村の父親役の大森南朋はわずかな回想シーンに登場するだけなのにインパクト大。
その大森南朋には泣かされます。

犯人の“カエル男”役、妻夫木聡、凄いですね。
こんな恐ろしい役の妻夫木くんはできれば見たくないものですが、
型にはまらずにどんな役でもやってのける彼、これからも楽しみ。

典型的な娯楽作だから、ハッピーエンドを期待していました。
一見ハッピーエンド、だけど何、この嫌な終わり方(笑)。
この子の将来は……と不快感残るバッドエンドで、とっても不気味です。

そうそう、上映中に地震があってビックリしました。
4DXじゃないのになぜ揺れる。あ~、ドキドキした。

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