『ぼくのおじさん』
監督:山下敦弘
出演:松田龍平,真木よう子,大西利空,戸次重幸,寺島しのぶ,
宮藤官九郎,キムラ緑子,銀粉蝶,戸田恵梨香他
109シネマズデーに109シネマズをハシゴ。
まずは大阪エキスポシティで『湯を沸かすほどの熱い愛』を観て、その後は箕面へ移動。
20:50の回の客は私ともうひとりだけ。
エグゼクティブシートの中央にその男性、端っこに私。なんか気まずい(笑)。
2011年に満84歳で亡くなった北杜夫の1972年の作品を映画化。
小中学生のときによく観たNHK少年ドラマシリーズの原作でもあります。
自身がモデルといわれる児童文学で、脚本は『探偵はBARにいる』(2011)の春山ユキオ、
監督は大好きな山下敦弘なので、面白くないわけがなかろうと思ったら、
なぁに~、これ。話が進むにつれてつまらなさが加速。アカンやん。
小学生の雪男(大西利空)のクラスでは、みのり先生(戸田恵梨香)から作文の宿題が出る。
テーマは「自分のまわりにいる大人について」。
同級生たちはお父さんやお母さんについて書く人がほとんどだろう。
しかし雪男の家族は平凡すぎて、執筆意欲が湧かない。
公務員の父親(宮藤官九郎)、専業主婦の母親(寺島しのぶ)について書くことなし。
生意気な妹のことを書くのもどうだか。
一向に筆が進まず困っていたところ、居候中の叔父が顔を出す。
そうだ、ここにひとりだけいるじゃないか。
書くのにうってつけの、どうしようもない、ぼくの“おじさん”が。
おじさん(松田龍平)は大学で哲学を教えている。ただし、週1回の非常勤講師。
万年床でごろごろする怠け者で、ケチ、運動音痴、屁理屈野郎。
お金が足りなくなると雪男をダシに母親から金をせびるろくでなし。
そんなおじさんにお見合いの話が。
智子おばさん(キムラ緑子)に無理やり紹介された相手だったが、驚きの美女。
おじさんはその美女エリー(真木よう子)に一目惚れ。
日系4世のエリーは、祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためにハワイへ帰国。
どうしても彼女に会いたいと、おじさんはハワイ行きを画策するのだが……。
両親のいでたちやしゃべり口調はいささか古めかしく、原作に合わせた様子。
それはそれで面白いけれど、大学の講義はスマホを眺める学生がいて違和感。
でも違和感の問題ではなく、どんどん退屈になっていくのは何故?
途中から“おじさん”がこのうえなくウザくなってゆくのです。
ハワイに行く前まではそこそこ楽しかったのですが、その先は駄目。
ロングヘアの似合わない真木よう子が英語をしゃべるシーンにもうんざりだし、
空気の読めない勘違い男のおじさんが本当に鬱陶しい。
戸次重幸演じる恋のライバルとのやりとりにもイライラ。
雪男役の大西利空は○。
そして本作でいちばん好感が持てたのは、エンドロール後のみのり先生でした。
終映は22:50。疲れた眠たい、あ~しんど(笑)。
監督:山下敦弘
出演:松田龍平,真木よう子,大西利空,戸次重幸,寺島しのぶ,
宮藤官九郎,キムラ緑子,銀粉蝶,戸田恵梨香他
109シネマズデーに109シネマズをハシゴ。
まずは大阪エキスポシティで『湯を沸かすほどの熱い愛』を観て、その後は箕面へ移動。
20:50の回の客は私ともうひとりだけ。
エグゼクティブシートの中央にその男性、端っこに私。なんか気まずい(笑)。
2011年に満84歳で亡くなった北杜夫の1972年の作品を映画化。
小中学生のときによく観たNHK少年ドラマシリーズの原作でもあります。
自身がモデルといわれる児童文学で、脚本は『探偵はBARにいる』(2011)の春山ユキオ、
監督は大好きな山下敦弘なので、面白くないわけがなかろうと思ったら、
なぁに~、これ。話が進むにつれてつまらなさが加速。アカンやん。
小学生の雪男(大西利空)のクラスでは、みのり先生(戸田恵梨香)から作文の宿題が出る。
テーマは「自分のまわりにいる大人について」。
同級生たちはお父さんやお母さんについて書く人がほとんどだろう。
しかし雪男の家族は平凡すぎて、執筆意欲が湧かない。
公務員の父親(宮藤官九郎)、専業主婦の母親(寺島しのぶ)について書くことなし。
生意気な妹のことを書くのもどうだか。
一向に筆が進まず困っていたところ、居候中の叔父が顔を出す。
そうだ、ここにひとりだけいるじゃないか。
書くのにうってつけの、どうしようもない、ぼくの“おじさん”が。
おじさん(松田龍平)は大学で哲学を教えている。ただし、週1回の非常勤講師。
万年床でごろごろする怠け者で、ケチ、運動音痴、屁理屈野郎。
お金が足りなくなると雪男をダシに母親から金をせびるろくでなし。
そんなおじさんにお見合いの話が。
智子おばさん(キムラ緑子)に無理やり紹介された相手だったが、驚きの美女。
おじさんはその美女エリー(真木よう子)に一目惚れ。
日系4世のエリーは、祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためにハワイへ帰国。
どうしても彼女に会いたいと、おじさんはハワイ行きを画策するのだが……。
両親のいでたちやしゃべり口調はいささか古めかしく、原作に合わせた様子。
それはそれで面白いけれど、大学の講義はスマホを眺める学生がいて違和感。
でも違和感の問題ではなく、どんどん退屈になっていくのは何故?
途中から“おじさん”がこのうえなくウザくなってゆくのです。
ハワイに行く前まではそこそこ楽しかったのですが、その先は駄目。
ロングヘアの似合わない真木よう子が英語をしゃべるシーンにもうんざりだし、
空気の読めない勘違い男のおじさんが本当に鬱陶しい。
戸次重幸演じる恋のライバルとのやりとりにもイライラ。
雪男役の大西利空は○。
そして本作でいちばん好感が持てたのは、エンドロール後のみのり先生でした。
終映は22:50。疲れた眠たい、あ~しんど(笑)。