『SING/シング』(原題:Sing)
監督:ガース・ジェニングス
声の出演:マシュー・マコノヒー,リース・ウィザースプーン,セス・マクファーレン,
スカーレット・ヨハンソン,ジョン・C・ライリー,タロン・エジャトン他
春分の日、サッカーに行くダンナを吹田方面へ車で送ったあと、
TOHOシネマズ伊丹で映画を2本観ることに。
オンライン予約で座席は押さえ済み。
上映開始まではずいぶん時間があるので、一旦帰宅しようかと思ったけれど、
どこかで優雅にお茶でも飲みながら本を読みたい。
いつも通り過ぎるだけだったヒロコーヒー伊丹いながわ店へ行ってみよう。
常に大にぎわいの同店に9:30頃到着。すでに第1駐車場は満車。
愛想のいい警備員さんから第2駐車場へ案内されて入店。
大勢待っている人がいたけれど、私は一人なので5分ほどで席に。
モーニングのトーストにコーヒーのポットサービスとサラダも付けていただく。
持参した本は西尾維新の『クビキリサイクル』が佳境に入ったところで楽しい。
映画は11:00から。ヒロからイオンモール伊丹までは5分もあれば行ける距離。
10:40にヒロを出たのですけれど、甘かった。何このモール渋滞。
信号が変わってもまったく進まず、永遠に着かないかと思うほど。
本編が始まる11:10すぎに着くのも無理そうで凹む。
無駄な抵抗と思いつつ、いつもとちがう交差点で曲がってみたらちょっとは進み、
なんとか11:20に劇場入り。永遠に着かないと思ったほどは遅くならなくてホッ。
「洋画は字幕で観る派」ですから、
『モアナと伝説の海』と同じく、これも字幕版を観ました。
コアラのバスター・ムーンは、亡き父から受け継いだ劇場の支配人。
しかし、かつてのにぎわいはどこへやら、劇場は潰れかけ。
なんとか元の活気を取り戻そうと、バスターは歌のコンテストを企画。
出演者を募るオーディション開催を決め、チラシの作成をミス・クローリーに指示する。
ところが、バスターの秘書で高齢のイグアナ、ミス・クローリーは、
優勝賞金額として千ドルと記載するはずが10万ドルと書いてしまう。
そんなこととはつゆ知らず、バスターは劇場に殺到した応募者に大喜び。
やってきたのは25匹の子どもを育てるブタの夫人、ロジータ。
同じくブタで、いささかノリのよすぎるグンター。
自信過剰のネズミ、マイク。あがり症のゾウの少女、ミーナ。
ロックを愛するヤマアラシの少女、アッシュ。
ギャング団のボスを父親に持つゴリラの青年、ジョニーなどなど。
こうして盛大に始まったオーディション。
途中、バスターはミス・クローリーのとんでもない書き間違いに気づくが、
親友でヒツジのエディが止めるのも聞かず、
なんとかなるさと賞金額の誤りを訂正することもなく続行して……。
次々と繰り出されるヒット曲が楽しい。
特に、自信を失ったロジータがスーパーでかかるジプシー・キングスの曲に
思わず歌って踊り出すシーンがサイコー。
マシュー・マコノヒーが声を担当するバスターは歌いませんが、
俳優陣がみんなものすごく歌が上手くて圧巻です。
ミーナ役のトリー・ケリーは歌手だから上手いのは当然として、
ロジータ役のリース・ウィザースプーン、ジョニー役のタロン・エジャトン、
“マイ・ウェイ”を熱唱するマイク役のセス・マクファーレン、
ギターをかき鳴らして歌うアッシュ役のスカーレット・ヨハンソン、
そろいもそろって素晴らしい。
歌い出せばなんとかなる。
これは吹替版も観てみたいです。
ちなみに監督のガース・ジェニングスはミス・クローリー役の声で出演。
こんな声を自分に当てるなんて、楽しい演出だと思います。