夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『ノッティングヒルの洋菓子店』

2021年01月10日 | 映画(な行)
『ノッティングヒルの洋菓子店』(原題:Love Sarah)
監督:エリザ・シュローダー
出演:セリア・イムリー,シャノン・タルベット,シェリー・コン,
   ルパート・ペンリー=ジョーンズ,ビル・パターソン他

テアトル梅田で3本ハシゴの2本目。

イギリス作品。
監督は本作で長編デビューを果たしたエリザ・シュローダー。
ロンドンで大人気のデリ“オットレンギ”が全面協力しているそうで、
美味しそうな食べ物が出てくる作品はそれだけで観たくなる。

親友のイザベラとサラは共同出資で洋菓子店を出すことに。
ところがオープンを目前にしてサラが事故死してしまう。

ふたりは同じ製菓学校の卒業生ではあるものの、
サラとイザベラの腕前には明らかな差があり、
パティシエはサラに任せてイザベラは経営面に回るはずだった。
肝心の菓子が作れなければ店はオープンできない。

オープンを断念しかけていたイザベラのもとへ、
サラの一人娘クラリッサがやってきて、店を始めようと言う。
資金が工面できないから無理だとイザベラは答えるが、
クラリッサは祖母ミミを連れてきて資金の提供を頼む。

パティシエを募集しようとしたところ、
サラの元彼で腕は一流だが女たらしのマシューが現れて……。

おばあちゃんがなんでそんなにカネ持っとるねんと思ったら、
ミミはかつてサーカスのスター。
なんだかんだで費用は工面できるらしい。
彼女を説得するためにクラリッサが利用したのはブランコ教室というのが可笑しい。
指導者よりもブランコ乗りが上手いミミをおだてることに成功します。

お金を持っているにもかかわらず、娘サラの頼みを断って疎遠になり、
ようやく娘に連絡を取ろうとしたときに娘が亡くなってしまった。
娘は母親の参加など望んでいなかったはずだというミミに、
イザベラが「何よりも強く望んでいた」と言って、ミミも乗るのでした。

原題は亡くなったサラに想いを寄せて付けた店の名前。
いくつもの競合店が存在するなか、起死回生の妙案は。
なるほど、こんな店があれば、さまざまな人が足を運ぶかも。

甘々のストーリー展開で、眠くはならない程度に冗長。
それでもお菓子が美味しそうだと、観る気は失せないものです。
だけど、「日本といえば抹茶ミルクレープ」というのは、ンなことないと思う。(^^;

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする