夜な夜なシネマ

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『約束のネバーランド』

2021年01月15日 | 映画(や行)
『約束のネバーランド』
監督:平川雄一朗
出演:浜辺美波,城桧吏,板垣李光人,渡辺直美,北川景子他
 
午前休を取って『新解釈・三國志』を観た日、
終業後にも同じく109シネマズ箕面にて2本。
つまりこの日は映画で仕事をサンドイッチ状態でした。
 
原作は白井カイウと出水ぽすかによる大人気コミックだそうで。
物語の内容をちょっと聞いた限りでは、グロいのかなと覚悟していました。
ということはなくて大丈夫、最後まで面白く観ました。
 
孤児院“グレイス=フィールドハウス”はまるで楽園のよう。
ママ・イザベラ(北川景子)のもと、本物の家族のごとく幸せに暮らしている。
孤児たちは6歳から16歳までの間に里親に預けられることになっており、
里親が見つかった孤児はみんなから祝福されて去ってゆくのだ。
 
15歳のエマ(浜辺美波)、レイ(城桧吏)、ノーマン(板垣李光人)はいずれも頭脳明晰。
院内の試験では常に満点をたたき出し、16歳になればここを去る予定。
3人は年下の孤児たちから慕われ、よく面倒を見ている。
 
そんなある日、6歳の女児の里親が決まって出てゆくことに。
彼女の宝物だったぬいぐるみが忘れられているのに気づいたエマとノーマンは、
まだ間に合うかもと後を追いかけたところ、信じられないものを目にして……。
 
一定の年齢になれば優しい里親のもとへ送られると思っていたのに、
なんと自分たちは食用肉として育てられ、
鬼に食われる運命にあったと知ったときの衝撃。
賢い子どものほうが肉が美味しくて鬼の満足度が高いって、
こうして書くとやっぱりグロいですよねぇ。(^^;
 
狂気のママを演じるのが北川景子。
彼女って、こんなに演技が上手かったんだと唸りました。
ママの座を狙って失脚させられる渡辺直美も熱演。
 
いかにも売れ線を行く作品だから、好きとは言えません。
でも、絶対に脱走は不可能だと思われていた孤児院から
知恵を絞って逃げる様子がスリリングで、ちょっと手に汗握る。
そして、ママとエマの最後のやりとりは心を揺さぶる。
映画をあまり観ない人も楽しめそうで、さすがの平川雄一朗なのでした。
 
眠くはなりません。←そこ!?(笑)

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