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『劇場版 ACMA:GAME 最後の鍵』

2024年11月04日 | 映画(あ行)
『劇場版 ACMA:GAME 最後の鍵』
監督:佐藤東弥
出演:間宮祥太朗,田中樹,古川琴音,竜星涼,嵐莉菜,金子ノブアキ,志田未来,小澤征悦他
声の出演:諏訪部順一,坂本真綾,中村悠一,花澤香菜,関智一,村瀬歩,榎木淳弥他
 
休日出勤で少々へろへろになりながらも、晩の映画の時間には間に合うやん。
109シネマズ箕面にて前日に封切りになったばかりの本作を鑑賞しました。
 
原作は2013年から4年の間『週刊少年マガジン』に連載された漫画。
原案・メーブ、作画・恵広史とのことで、どちらも存じ上げずすみません。後者は女性なんですね。
連載終了から7年経った今春、実写でTVドラマ化され、キャストそのままの劇場版。
本作のTVドラマ版の監督でもあり、他作品もTVドラマからそのまま劇場版を撮ることが多い人みたい。
 
さて、毎度のことですが、TVドラマ版は未見です。
世間でとても人気のある間宮祥太朗は確かにイケメンだし、良い役者だと思います。
しかし私にとっては『Red』(2020)のマザコンモラハラ亭主の印象が強すぎて苦手。
こんな善人の役を演じられるとその印象も変わります、少しだけ。
 
TVドラマ版の内容をまったく知らないので、劇場版を観たかぎりのあらすじです。
 
織田照朝(間宮祥太朗)は人間の「欲」がすべてを蝕むことを父親(吉川晃司)から教えられた。
その欲のせいで父親を殺され、欲から人を守ることを今際のきわの父親と約束する。
 
この世に存在する99本の“悪魔の鍵”を集めれば、父親との約束を果たすことができる。
世界中に散らばる鍵を所有者から奪取するには“アクマゲーム”で勝負せねばならない。
仲間の斉藤初(うい)(田中樹)、眞鍋悠季(古川琴音)と共に集めた鍵は86本。
 
残り13本のうち12本が新興宗教団体の司祭・黒田光輝(金子ノブアキ)のもとにあると知り、
チームを組む上杉潜夜(竜星涼)と式部紫(嵐莉菜)をその宗教団体に潜入させる。
 
黒田との戦いに勝利して98本目の鍵を奪取した照朝たちだったが、
99本目が照朝の父親を殺した憎き崩心祷(小澤征悦)の手元にあることを黒田から知らされる。
世の人々を救うためには人々が死ぬしかないと考えている黒田は崩心と手を組み、
99本の鍵を手に入れて世界を滅亡させようとしていたのだ。
 
照朝はさっそく崩心に戦いを挑むが、負けてしまう。
99本の鍵を集めた崩心は、悪魔に自らの体を差し出して召喚。
人類滅亡までのカウントダウンが始まる。
 
という話かと思うのですが、宗教団体にあった鍵は12本だったかどうか定かではありません。(^^;
ま、残り1本が崩心のもとにあったということだけわかっていればいいですかね。
潜夜と紫も仲間っぽいのに、あくまで仲間は照朝と初と悠季の3人らしいし、
途中出てくるマルコと照朝の間に何があったのかとかは全然わかりません。
 
黒田の妹で宗教団体の教祖に据え置かれている蘭を演じる志田未来が◯。
嬉しくもない能力を持ち、知りたくもない人の心を知ってしまう。
彼女が味方についてくれたおかげで最終的に照朝たちは勝つことができます。
悪人かと思われた黒田も最後はちょっと涙を誘わんばかりの良い人で、
世界滅亡を願う人の中にはこんな考えの人もいるのかもしれないと思わされます。
ネガティブすぎるけど。
 
TVドラマ版を観ていなかった者としては、劇場で観るほどのものだったかと思わなくもありません。
どっちみちそのうち観るものがなくなって観ることになるんだから、はよ観ておいてよかったか。

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