『DOG DAYS 君といつまでも』(英題:Dog Days)
監督:キム・ドクミン
出演:ユン・ヨジョン,ユ・ヘジン,キム・ユンジン,チョン・ソンファ,キム・ソヒョン他
なんばパークスシネマにて、前述の『十一人の賊軍』の次に。
顔を見ただけで笑ってしまいそうになるユ・ヘジンの競演。
キム・ドクミン監督は本作が長編デビュー作なのだそうです。
建築会社に勤める独身男性のミンサン(ユ・ヘジン)はビルのオーナーでもある。
自分が所有するビルの1階に動物病院“DOG DAYS”が入っているせいで、周辺に犬の糞が散乱。
毎度腹を立てては院長のジニョン(キム・ソヒョン)と喧嘩している。
ところが世界的建築家のミンソ(ユン・ヨジョン)がDOG DAYSの病院の客だと知って態度を一変。
ミンサンがプレゼンを担当するリゾートホテル建設の話を相談したい、
あわよくばミンソに関わってほしいとと考える。なんとしてでも彼女をジニョンに紹介してもらわねば。
一方、夫に先立たれミンソにとっては愛犬ワンダだけが心の支えだったが、
狭心症でかねてから医師に手術を勧められていた彼女はワンダの散歩中に倒れてしまう。
デリバリー配達員のジヌ(タン・ジュンサン)が倒れた彼女を発見して救護したものの、
救急車を追いかけて走り去ったワンダが行方不明に。
病院で目を覚ましたミンソは途方に暮れてジヌに連絡するも、ジヌにわかるはずもない。
住宅街の片隅で寂しげに身を潜めていたワンダを見つけたのは、
ソニョンとジョンアがジユのためにどれだけ心を砕こうともなかなか打ち解けずにいたが、
この犬をどうしても飼いたいと懇願したジユに満面の笑顔が見えはじめる。
もちろん犬の名前がワンダだとは一家が知る由もなく、ジユはこの犬にサランと名付ける。
ジヌの協力を得てミンソはワンダ探しを開始するも手がかりはなく……。
上記以外にもうひとり重要な登場人物がいます。
恋人の留守により彼女の飼い犬と暮らすはめになったヒョン(イ・ヒョヌ)。
犬に振り回されて大変だけど、彼女の元彼ダニエル(ダニエル・ヘニー)が現れて、
犬との月1面会の権利を主張するから面白くない。
恋人は出張中だと思っていたら、終盤に故人であることが知らされます。あ、ネタバレごめんなさい。
犬も鬱病を患うのですね。なんとも切ない。
ジユ役のユン・チェナが反則かと思うほど可愛い。
優しい里親にもらわれても、うるさくすると施設に戻されると思い込んでいるからただただおとなしい。
食べ過ぎても嫌われると施設の子どもたちの噂を耳にしていたゆえ、ごはんもあまり食べない。
彼女の態度の理由が彼女自身から明かされるときは涙なしでは見られません。
私は猫派ですが、犬もやっぱり可愛い。