夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『それでも私は生きていく』

2023年05月30日 | 映画(さ行)
『それでも私は生きていく』(原題:Un Beau Matin)
監督:ミア・ハンセン=ラヴ
出演:レア・セドゥ,パスカル・グレゴリー,メルヴィル・プポー,ニコール・ガルシア,
   カミーユ・ルバン・マルタン,フェイリア・ドゥリバ,サラ・ル・ピカール,ピエール・ムニエ他
 
シネ・リーブル梅田にて。
直前に観た『ソフト/クワイエット』があまりに嫌な作品だったため、凹み気味で観はじめました。
レア・セドゥが好きなんです。本作よりもうちょっと髪は長いほうが私は好きかな。
 
パリで通訳の仕事をするサンドラは5年前に夫を亡くし、8歳の娘リンを育てるシングルマザー
視力を失い、記憶も薄れつつあるひとり暮らしの父親ゲオルグのことも気がかり。
離婚したゲオルグにはレイラという彼女がいるが、そうそう彼女にだけ任せるわけにもいかない。
ゲオルグを施設に入所させる話については、母親フランシスと相談している。
 
悩み事が増えるなか、サンドラは亡夫の友人だったクレマンと再会。
彼には妻子があると知っていながら、お互いに惹かれてゆくふたりは不倫関係に陥り……。
 
タイトルがタイトルなので、もっと試練だらけの作品なのかと思っていました。
主人公のサンドラが絶望の淵にいるかと思いきや、そうでもない。
 
彼女は仕事も順調、娘も賢くて可愛い。父親の世話も献身的におこなう。
良き母親、良き娘、そして良き女性です。
これはそんな役を演じるレア・セドゥを見る作品ですね。
 
身につまされるシーンは多い。
住人のいなくなった実家を片付ける様子などは思わず共感。そうそうとなずいてしまいます。
 
レア・セドゥ知らん、別に好きでもないし、という人には退屈な作品かもしれません。
私はあのお尻がほしいなぁ(笑)。今さらええか。(^^;

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