『長ぐつをはいたネコと9つの命』(原題:Puss in Boots: The Last Wish)
監督:ジョエル・クロフォード
声の出演:山本耕史,土屋アンナ,魏涼子,小関裕太,木村昴,
津田健次郎,成河,中川翔子,楠見尚己他
イオンシネマ茨木にて。
“シュレック”シリーズに登場する人気キャラクター、長ぐつをはいたネコ=プス。
彼を主人公にした『長ぐつをはいたネコ』(2011)が大ヒットしてから早10年以上。
なぜに今ごろ続編を製作することになったのか知りませんが、
9つあった命が残り1つになるまではこれぐらい時間がかかるかしら(笑)。
前作のときも字幕版がすごく観たかったのに近場では上映なし。
続投したアントニオ・バンデラスとかサルマ・ハエックとか、
新たに加わったオリヴィア・コールマンやフローレンス・ピューの声で観たかったなぁ。
いくつもの冒険でその名を轟かせてきた伝説のネコ、プス。
さんざん無茶をしてきたものだから、9つあった命が気づけばあと1つに。
さすがに怖じ気づいたプスは、冒険はもう止めて家ネコになることに。
ところがそんな折、どんな願いも叶うという「願い星」の存在を知る。
失った命を取り戻すため、その星を求めてプスは再び冒険の旅へと出発するのだが……。
怖いものなしと思われていた英雄プスが、怯えるところが可笑しく可愛い。
誇りだった賞金首の看板を下ろし、トレードマークの帽子もマントも長ぐつも脱ぎ捨てたのに、
8つの命を取り戻せると聞くとじっとしていられなくなります。
“シュレック”が流行ったのはずいぶん前のことだから、
今そのときのネコと言われてもそれほどは盛り上がれません。
だけど、セラピードッグを夢見るワンコやクマの親子、こえぇオオカミなど楽しさ満点。
嗚呼、字幕版が観たい。上映が打ち切られなければなんばまで観に行きます。