『交換ウソ日記』
監督:竹村謙太郎
出演:高橋文哉,桜田ひより,茅島みずき,曽田陵介,齊藤なぎさ,板垣瑞生他
封切り日に109シネマズ大阪エキスポシティにて。
本作が初監督となる竹村謙太郎が櫻いいよの同名小説を映画化。
これはスルーしようかどうしようか迷いましたが、ほかに観るものがないし。
観に行ってみたら意外とキュンキュンできました(笑)。
宛名は「移動教室でこの席に座る君へ」となっていて、まさにこれはワタシのこと。
開いてみると「好きだ!」と書かれているではないか。
まさかあの瀬戸山くんから告白されるなんて。ドキドキが止まらない。
お互いをよく知るため、秘密の交換日記を始めることに。
ところが、しばらくしてこれは希美の勘違いで、
潤が好きなのは希美の親友・松本江里乃(茅島みずき)だとわかる。
本当のことを潤に言わなければ。江里乃にも言わなければ。
そう思うのに、交換日記が楽しすぎて、この時間を終わらせたくない。
言い出せないまま時が経ち、どんどん潤を好きになる希美。
人前では知らん顔をしていることに決めていたことが幸いして、
潤と江里乃が言葉を交わすことはない。
一方の希美は江里乃の親友として潤と話す機会が増えてゆき……。
そりゃもう最初は超イライラしました。
そんな嘘ついてバレるに決まってるやろ(バレなきゃ映画にならないけれど(笑))、
はよ言えよと思っていたのですが、なんだかふたりのやりとりが可愛くて。
加えて希美の親友たち、潤の友人も可愛いんです。
いろんなタイプの可愛い女子とイケてる男子がいて、見ているだけでもう楽しい。
希美の元カレ役の板垣瑞生も大人びていていかにも先輩なところが魅力的。
ネタバレですが、実は嘘であることに潤が早々に気づいていたというのもよかった。
おいっ、ここでわからなあかんやろと思うシーンはあったものの、
潤が気づいたという表情はなくて、アホやなと心の中で突っ込んでいたら、
そうですか、とっくに気づいていたのですね。エライやん。
そこが想定外なぐらいで、あとはやっぱり考え得ることしか起こらないのですけれど、
オッサンオバハンもたまにこんな映画はどうですか。
私以外の客は全員女子高生ふたり連れでしたから、オッサンひとりは引かれるかしら。
オバハンひとりでも引かれていそうです。(^^;