『ミート・ザ・フューチャー 培養肉で変わる未来の食卓』(原題:Meat the Future)
監督:リズ・マーシャル
シネ・リーブル梅田にて、3本ハシゴの3本目。
上映スケジュールって、金曜日から翌週木曜日までは同じはずなのに、
なんだか毎日違う作品が上映されているよと思ったら、
“エシカル・ライフ・シネマ特集”なるものが組まれていて、
エシカルなものにまつわる作品が上映されているらしい。
「エシカル」って「倫理的な」ってことですよね。そう聞いてもようわからん。
本作では「エシカルな肉」を取り上げています。
普通、私たちが食べる「肉」は、狩った牛や豚や鶏その他の生き物、
あるいは飼育されたそれらを屠殺したもの。
ところが「クリーンミート」と呼ばれる肉が登場しているらしい。
それは、動物の細胞から人口培養でつくられた食肉。
動物を飼育して解体する必要なく、本物の肉を持続的に生産するというのです。
カリフォルニア州バークレーに拠点を置く人工培養肉製造会社アップサイドフード。
旧社名はメンフィス・ミートというそうです。
その共同設立者兼CEOは心臓専門医ウマ・ヴァレティ博士なんですと。
何年後だか何十年後だかにはみんながこぞって肉を食べるようになる。
だけど肉の値段は高いから、肉を人工培養すれば安価で提供できるんだよと。
正直なところ、そこまでして肉を食べたいかと私は思ってしまう。
肉、好きですよ。食べたいですよ。
でもなんとなく人工培養した肉というものには抵抗がある。
『ある精肉店のはなし』(2013)を思い出しました。
世の中がクリーンミートのみになったとしたら、精肉業者の人たちはどうなるのか、
彼らの手に拠らない肉は果たして本当に美味しいのか。
好意的な目では見ることができなかったので、途中で睡魔にも襲われる。(^^;
私は遠慮させていただきます。