『推理作家ポー 最期の5日間』(原題:The Raven)
監督:ジェームズ・マクティーグ
出演:ジョン・キューザック,ルーク・エヴァンス,アリス・イヴ,
ブレンダン・グリーソン,ケヴィン・マクナリー他
ジョン・キューザック、大好きです。
これまた私の好みのタイプとは一致していないはずなのですが、
『セイ・エニシング』(1988)の頃からなぜか目が離せません。
顔からは小柄な印象を受けますが、意外に長身の190cm。
『コン・エアー』(1997)の連邦捜査官役は珍しく格好良かったけれども、
どんなにシリアスな作品であろうと、いつもどこかお茶目です。
そんなわけで、本作はR15+指定のグロいシーンありと聞いてはいたものの、
ジョン・キューザック主演なんだから大丈夫と判断して観に行きました。
世界初の推理小説家と言われ、偉大な詩人でもあるエドガー・アラン・ポー。
1849年10月7日に酔っぱらっているのか患っているのかわからない、
瀕死の状態のところをボルティモアの某所で発見され、病院へ運び込まれるも帰らぬ人に。
発見される前の5日間、どこでどうしていたのかがまったく謎であるうえ、
死ぬまぎわに「レイノルズ」という言葉をくり返していたとのこと。
ならば5日間に起きたことを想像してみました、というのが本作です。
原題はポーの有名な詩“The Raven(=大鴉)”。
1849年のボルティモア。
著名な作家で詩人のエドガーは、妻を病で亡くしてからというもの、
小説も詩も書かず、ペンを取るのは評論だけで、酒とヨード浸り。
出版社や新聞社からもほとんど見限られて、貧苦にあえぐ状態。
ある夜、響き渡る女性の悲鳴に、駆けつける警察官たち。
密室のはずのアパートの部屋に踏み込むと、母娘の横たわる惨殺体。
この部屋のトリックに気づいた刑事フィールズが部下に調べさせたところ、
あらゆる状況がエドガー・アラン・ポーの小説の模倣であると判明する。
フィールズらはポーのもとを訪れ、協力を要請。
すると、同一犯によるやはりポーの著作を模倣した事件が再び起こる。
犯人が残したヒントから、次の事件の舞台は仮面舞踏会だとポーが推察。
舞踏会を開催するハミルトン大尉邸でフィールズらが待機するが、
その目の前で大尉の愛娘、しかもポーの恋人エミリーがさらわれる。
エミリーを生きて返してほしくばと犯人が要求してきたのは、
翌日からの新聞紙上にこの事件を推理したポーの小説を連載せよとのことで……。
グロいっす。猟奇殺人の描写はホラーそのもの。
首かき切られる、腹かっさかれる、舌ぬかれる。まったく直視できず。
でも、それ以外は結構楽しめました。
映画サイト等の評価を見てみるとイマイチで、
それにひきかえ『ツナグ』は絶賛だったりするので、
私はよほど見る目がなかろうと思うのですけれど、
どうもフツーだと感じた作品が絶賛されるとシラけてしまうフシがあります。(^^;
ま、冷静に考えれば、私でもやはり『ツナグ』のほうが好きでしたけれど。
犯人がわかったときにはなんだか無理やりな感じがふつふつと。
謎だった「レイノルズ」の件も含め、こじつけた印象はありあり。
それでもこんなふうに想像してみるのはおもしろい。
その人の人生が幸せだったかどうかなんて他人にはわからないし、
残された側がそう思いたいだけかもしれませんが、
もしも本当にこんな最期の5日間だったなら、ポーは満足だったろうと思うのです。
フィールズ役のルーク・エヴァンスがめっぽうカッコよかったことを付け加えます。
要注目だと思って調べたらゲイなんだ!
女にはチャンスがないのですね、残念だぁ。
監督:ジェームズ・マクティーグ
出演:ジョン・キューザック,ルーク・エヴァンス,アリス・イヴ,
ブレンダン・グリーソン,ケヴィン・マクナリー他
ジョン・キューザック、大好きです。
これまた私の好みのタイプとは一致していないはずなのですが、
『セイ・エニシング』(1988)の頃からなぜか目が離せません。
顔からは小柄な印象を受けますが、意外に長身の190cm。
『コン・エアー』(1997)の連邦捜査官役は珍しく格好良かったけれども、
どんなにシリアスな作品であろうと、いつもどこかお茶目です。
そんなわけで、本作はR15+指定のグロいシーンありと聞いてはいたものの、
ジョン・キューザック主演なんだから大丈夫と判断して観に行きました。
世界初の推理小説家と言われ、偉大な詩人でもあるエドガー・アラン・ポー。
1849年10月7日に酔っぱらっているのか患っているのかわからない、
瀕死の状態のところをボルティモアの某所で発見され、病院へ運び込まれるも帰らぬ人に。
発見される前の5日間、どこでどうしていたのかがまったく謎であるうえ、
死ぬまぎわに「レイノルズ」という言葉をくり返していたとのこと。
ならば5日間に起きたことを想像してみました、というのが本作です。
原題はポーの有名な詩“The Raven(=大鴉)”。
1849年のボルティモア。
著名な作家で詩人のエドガーは、妻を病で亡くしてからというもの、
小説も詩も書かず、ペンを取るのは評論だけで、酒とヨード浸り。
出版社や新聞社からもほとんど見限られて、貧苦にあえぐ状態。
ある夜、響き渡る女性の悲鳴に、駆けつける警察官たち。
密室のはずのアパートの部屋に踏み込むと、母娘の横たわる惨殺体。
この部屋のトリックに気づいた刑事フィールズが部下に調べさせたところ、
あらゆる状況がエドガー・アラン・ポーの小説の模倣であると判明する。
フィールズらはポーのもとを訪れ、協力を要請。
すると、同一犯によるやはりポーの著作を模倣した事件が再び起こる。
犯人が残したヒントから、次の事件の舞台は仮面舞踏会だとポーが推察。
舞踏会を開催するハミルトン大尉邸でフィールズらが待機するが、
その目の前で大尉の愛娘、しかもポーの恋人エミリーがさらわれる。
エミリーを生きて返してほしくばと犯人が要求してきたのは、
翌日からの新聞紙上にこの事件を推理したポーの小説を連載せよとのことで……。
グロいっす。猟奇殺人の描写はホラーそのもの。
首かき切られる、腹かっさかれる、舌ぬかれる。まったく直視できず。
でも、それ以外は結構楽しめました。
映画サイト等の評価を見てみるとイマイチで、
それにひきかえ『ツナグ』は絶賛だったりするので、
私はよほど見る目がなかろうと思うのですけれど、
どうもフツーだと感じた作品が絶賛されるとシラけてしまうフシがあります。(^^;
ま、冷静に考えれば、私でもやはり『ツナグ』のほうが好きでしたけれど。
犯人がわかったときにはなんだか無理やりな感じがふつふつと。
謎だった「レイノルズ」の件も含め、こじつけた印象はありあり。
それでもこんなふうに想像してみるのはおもしろい。
その人の人生が幸せだったかどうかなんて他人にはわからないし、
残された側がそう思いたいだけかもしれませんが、
もしも本当にこんな最期の5日間だったなら、ポーは満足だったろうと思うのです。
フィールズ役のルーク・エヴァンスがめっぽうカッコよかったことを付け加えます。
要注目だと思って調べたらゲイなんだ!
女にはチャンスがないのですね、残念だぁ。