『パージ:エクスペリメント』(原題:The First Purge)
監督:ジェラード・マクマリー
出演:イラン・ノエル,レックス・スコット・デイヴィス,
ジョイヴァン・ウェイド,スティーヴ・ハリス,マリサ・トメイ他
TOHOシネマズ伊丹にて終業後に2本ハシゴの2本目。
1本目に観た『アラジン』は楽しくて睡魔に襲われることもなかったけれど、
これはタダで観る作品だから、眠くなったら寝てもいいし。
結果的にはこんな人殺しバンバン状態の作品では寝られません(笑)。
バイオレンスホラーシリーズの第4弾。
第3弾までは過去にDVDで観ています。劇場では初めて。
“purge”は「浄化」の意。
1年に12時間だけ殺人を含むすべての犯罪が合法になる“パージ法。
現実になるわけもないから娯楽作として観ていられますが、ひと死ぬ死ぬ。
経済が崩壊して社会に混乱が広がるアメリカ。
共和党および民主党に代わる新たな党“NFFA(新しいアメリカ建国の父たち)”が台頭。
政権を奪取したNFFAは、“パージ法”の実証実験を提唱。
パージ法に犯罪率を低下させる効果があると実証するための実験だ。
実験場所に選ばれたのは、ニューヨーク州スタテン島。
当日12時間は殺人を含む一切の犯罪が合法となり、
また、実験に参加する島民には報酬5000ドルが支払われるという。
反パージ法の立場を取る活動家の女性ナヤは、
弟イザヤに当日は島から出るように指示するが、
金がほしいイザヤはナヤに嘘をついて島にとどまる。
島の闇組織のボス、ディミトリは、部下たちにパージ不参加を約束させ、
組織が所有する武器を盗まれたりしないよう、厳重警戒に努める。
しかし、この機会に反乱を企てている一部の部下が刺客を送り込んできて……。
この内容でしょ。そらもうツッコミどころいっぱい。
だいたいアンタら、逃げて身を潜めているときにしゃべる声デカすぎやし。
ネタバレですが、思ったより殺し合いが少なそうだと見るや、
NFFAは傭兵たちを投入。KKK風の一団もいます。
彼らに立ち向かうヒーローがドラッグディーラーのボスって、
ええんかいな、こんなんで。
NFFAの目論見に気づいた女性博士は始末され、
その博士役がマリサ・トメイなのですから、こんな扱い残念至極。
そんな法律、ホンマに施行される時代が来ませんように。さすがに来ないわね。(^^;