きばなの硝子瓶

呑兵衛夫婦の日々の食卓

あごダシ湯豆腐

2008-03-28 | 肴・野菜

アゴとコンブの出汁で....【湯豆腐】.....。



うちの湯豆腐は.............

薄めの出汁で豆腐を温め...............
きざみ葱・生姜のすったの・生醤油を、それぞれ椀に盛り.........
熱い出汁で「好みの濃さ」に薄めて、それをタレとして食べてマス。

オットは、出汁すこしで濃い目の「つけダレ」として.....
アタシは、出汁たっぷりの吸いもの風...ジャブジャブ汁ごと啜る.....。


いつもは..........
鰹節と昆布の出汁だったけど........
今夜は、【あご】を使ってみました.......。



なかなか美味しい....お魚出汁だけど、煮干より濃くてスッキリした味わい。
とくに「煮干圏」では受け入れ可能な「おだし」です......。

残った汁と豆腐......明朝の味噌汁に展開予定.......よだれ......。

明日は休日です..........
早起きオットに.....「ごはん炊いといてねぇ~」と、オネダリしといた(笑)。
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小梅

2008-03-28 | 梅手帖


去年の6月に漬けた「小梅」.....
すこし柔らかくなって、カリカリ感は薄れたけれど
まだまだ充分に美味しい、そして赤色もいまだ健在......。

甥っ子の為やオットのお弁当用に、少しだけ漬けた。
小梅漬けは、毎年かならず....ってワケでもなくて
真っ青で新鮮な小梅が手に入ったら~って感じです。

なぜなら.....良質な小梅をゲットするのって運任せだから。
硬く青いのが欲しいし、出荷量が少なく販売されるのも一瞬のま...。


とは言っても....実は、ショッパイ小梅(カリカリ梅)って苦手なんです。

だから前年度の「白梅酢」を再利用して、その年の小梅を漬けています。

うちの梅酢には、上質の昆布がタップリ入り、隠し味に氷砂糖も含まれている。
さらに1年ねかせた梅酢なので、味がマロヤカになっています。

白梅酢......梅干を漬けた汁......塩分濃度は高い。
その前年度の梅酢にドボンと、アク抜きした青い小梅を「じかに」漬け込む。

塩辛い梅酢が「小梅の汁(梅酢)」で薄められ、塩分濃度が下がり
小梅には丁度よい塩梅となる。 しかも、旨みのあるマイルドな「前年梅酢」
なので.....塩だけで漬けたような、塩辛い「ダケ」の小梅にはならない。

なにより、この漬け方だと「手間いらず」で簡単.....絶対に失敗しない。
翌年は、この小梅梅酢に、さらに前年度の梅酢を足して....と
繰りかえし作業も可能....。 同じ味にしたければ、前記の方法がベストだが。

重石も何もいらない.....硝子の大瓶が1個あれば事足りる。





なんで今、梅仕事の話をしているかって言うと(笑).......
もうすぐ4月になるからです.....。

毎年4月になると、頭の中で「梅仕事」のカウントダウンがスタート。
「梅仕事」が始まるのは5月の末なんですが......この2ヶ月は重要な期間。

何を何キロ漬けるか、色々と算段があるし
あれこれ資料を引っ張り出して、予習・復習.....
または、新しいレシピの収集....傷梅の展開までキッチリ計画をたてる。

梅の調達方法の思案...、店を探すか、現地に発注するか、どこの梅を使うか...。
また去年の「梅干等」の整理....、容器や道具類の整備や準備.......。

なんせ梅の季節は1回きり.....それに「梅の実」って高価なものデス。
失敗は許されない........緊張感が走ります........。

梅仕事がスタートすると「待った!」が効かない.....
あれこれ考えてる時間がないんです.....だから事前の準備が大切になってくる。


こんなコトを書き連ねてると..................
読んだ方は........「ひえ~面倒くさそ~」と思われるでしょうが........

これが....これがっ!楽しくってしょ~がないんですぅ~(笑).....
たまらなく楽しい~♪ アタシが最も大切にしている....大好きな梅仕事。

作業はいたってシンプル.....梅の実を塩漬けして干す......これだけ。
だからこそ.....奥が深く楽しいものなんです。

我が家の「日々の食卓」をになってる物だし、1年がココからスタートする
そんな気がするくらい......アタシの中では「最重要」な作業なんです。

そして上手く言えないけど.......精神的にも、とっても必要なこと.........
どれほど心豊かにしてくれるか......心の栄養剤としても欠かせません。

アタシにとって.....梅干しの一粒一粒は......宝物なんです。
コメント (5)
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