※あらすじ・・・
専門チャンネルのを録画してみたんだけど、すごく面白かった
3人の監督のオムニバス
若尾文子・山本富士子・京マチ子が、それぞれ悪女を演じる
山本さんってよく知らないんだけど、演技が上手いんだな
妖艶な熟女から、下世話な女へ変貌するとこなんて凄く魅力的だった
っていうか、昔の大女優さんって今と違ってちゃんと演技ができるんだな
みんなすんごい美人だった、山本さんが美女で謳われていたのも頷ける
アタシが知ってる山本さんは、御主人と連れだってワイドショーなんかに出てる
もう引退した女優さんって印象だったし、歯が黄色く見えるほど異様に厚化粧で
年月って残酷だ
3話とおして、ついつい「食べてるシーン」に魅入ってしまう
若尾文子主演では、ホステス仲間の左幸子が、焼餅の不思議な食べ方をする
舞台は戦後まもない東京だから、とても汚く粗末なアパートの一室
ちゃぶ台の上の電熱器みたいなので、「朝食」のお餅を焼いている
それがちょっと大きめで、新聞を読みながら手で端を持って
ビロ~ンと、お餅を伸ばしながら噛みちぎってるんだけど
なんか変なのだ、おかしなお餅の食べ方なのだ
ちゃぶ台の上を見ると、牛乳の瓶とバターが乗っているよう
あっそっか、まるでトーストを食べてるようなんだと気づく
なんでこんな変なことしてるんだろうか
山本富士子の編では、殆ど食べてるシーンがないものの
本性の「はすっぱ女」の時に、立ちながら林檎を丸かじりし
いじきたなく端っこをシャリシャリと齧ってるとこなんて
美味しそうだったし、その女の本質が描かれていて面白かった
京マチ子のラストは京都が舞台で、ホステス達が寝泊りしている店内で
朝のお茶漬けをサラサラかっこんでいた、火鉢にかかってる薬缶がレトロで素敵
とまぁ~いつものように停止してばっかだから、見終るのに時間がかかった