日本古来の花である山茶花(さざんか)。漢字をそのまま読もうとしても「さんさか」としかよめません。中国で椿を意味する「山茶花」が「さんさか」→「ささんか」→「さざんか」となったようです。
花は10月末から咲き始め、2月まで咲いている。花の少ない時期に美しい花を咲かせるのは、とてもうれしいことです。
やはり赤の山茶花が、この花らしい気がします。
しかし白い花の山茶花も高貴な婦人を見るようで、品格のある美しさです。
よく似たさざんかと椿の区別は、さざんかの花の散り方は一枚づつで、椿は花ごとおちる。そのため、武士が椿は首を落とされるようだと庭に植えるのを嫌ったといいます。
ところで、歌詞に「さざんか」の言葉のある童謡「たき火」(巽聖歌 作詞、渡辺茂 作曲)。いまは、ほんとんど「たき火」は行われなくなってしまいましたが、なかなか郷愁を誘う歌です。
1.「かきねの かきねの まがりかど. たきびだ たきびだ おちばたき 「あたろうか」「あたろうよ」 きたかぜぴいぷう ふいている。
2.さざんか さざんか さいたみち. たきびだ たきびだ おちばたき 「あたろうか」「あたろうよ」 しもやけ おててが もうかゆい ・・・
しかし、出来た当初は戦時中だったため、「たき火を行うと敵に発見されてしまう」、「落ち葉とといえども大事な資源、風呂をわかすくらいのことは出来る」と軍部に批判され、歌われなくなってしまいます。戦争というのはいやなものです。
PENTAX K20D +TAMRON 90mm F2.8 Di MACRO で撮影
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