めいすいの写真日記

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バレエ音楽「春の祭典」 ・・・ サンクトペテルブルク「白夜祭2008」

2010-03-02 | クラシック音楽
 ブルーレイディスク・レコーダーのHDが一杯になってしまったので、取っておく必要がないものを消去しようとしていたら
録画したままで今まで見ずにいた、サンクトペテルブルク「白夜祭2008」・・・・・ストラヴィンスキー作曲、バレエ「火の鳥」、「春の祭典」、「結婚」という番組(平成21年12月28日、NHK衛星放送第2で放映) が出てきました。
 ちょっと見ていたら、すばらしい内容なので全編を見ることにしました。そのなかでも、「春の祭典」を紹介しようと思います。 

 「現代音楽の原点」ともいわれるストラヴィンスキーの代表作のバレエ音楽「春の祭典」
 古代ロシア、異教徒の呪術的な儀式を描いた、このバレエ音楽は野蛮で荒々しい民族のものですが、
原始的で強烈なリズムは生命感と緊張に満ちています。
 私の好きな曲で、ブーレーズ指揮のもの、メータ指揮のもの、ドラティ指揮のものなどレコードやCDを買って良く聴きいていました。
 ただ、演奏会に取り上げられる数に比べると、バレエとして上演されることは極めて少ない。
 私は、正統派の演出したバレエをいつか見てみたいと思っていました。

 バレエとして上演される機会の少ない「春の祭典」が「サンクトペテルブルク白夜祭2008」として、マリインスキー歌劇場で、
ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団、マリインスキーバレエ団により上演されたのですが、
 これ以上の顔ぶれはないということで、テレビを見ていてとても感動しました。



 こちらはちょっと異なりますが、ゲルギエフ指揮ロンドンシンフォニーオーケストラ、「春の祭典」冒頭の部分



第一部 大地礼賛 (昼)
春の訪れにわきたつ村 人々は大地の恵みに感謝して踊るしかしこの大地への祝福が太陽神の怒りにふれることを恐れる



第二部 いけにえ (夜)
そこで太陽神に花嫁としてささげるため娘を一人選び出すことに
いけにえとなった娘は一心不乱に踊り始める その踊りは激しさを増しついに娘は息絶えてしまう



彼女のなきがらは高くかかげられ祭典は幕を閉じる

 音楽はさすがにロシア音楽を演奏させたら右に出るものがいないといわれるゲルギエフが手勢のマリインスキー
歌劇場管弦楽団で演奏しているだけあって、曲の解釈も十分で、迫力のある見事な演奏でした。
 振り付けも初演のニジンスキーのものを、復元しているとのことで見ていて安心感があります。
 舞台の背景もよく考えられて、古代ロシアを思わせ、民族的な衣装も美しい。
 ただ、やはり古典バレーのチュチュを着けた踊りとは根本的に異なっていることはいうまでもなく、
この「春の祭典」の音楽に沿い、洗練されてはいない民族的と思われる踊りとなっていました。
 なお、この振り付けは初演時、出演者たちをおおいに悩ませ、約120回の猛練習の後に舞台にかけられたそうです。

詳しくは めいすいの音楽随想88・・・バレエ「春の祭典」をご覧下さい。

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