アンコール遺跡群の中でも、大伽藍と美しい彫刻からクメール建築の傑作とされるアンコールワット。
アンコールは王都、ワットは寺院の意味。
12世紀の前半にクメール王朝(アンコール王朝ともいう)のスーリヤヴァルマン2世により、ヒンドゥー教寺院として30年以上の年月を
かけて建立されました。その後、仏教が盛んになり、仏教寺院としても使われるようになります。
クメール王朝は9世紀から15世紀まで東南アジアに存在していた王国で、最盛期にインドシナ半島の大部分、マレーシア半島の一部まで領土としていた大帝国でした。その権力と富をもって、この奇跡の寺院は造られたといえるでしょう。 しかし皮肉なことに、この王朝も寺院建築で莫大な費用を費やし、宗教を巡る政争で次第に国力が衰えていきます。
そして15世紀に大規模な飢饉と壊滅的な洪水により滅亡することになります。
まず、アンコールワットにたどり着いた時に、驚いたのは、大きな環壕で゜した。
幅は130m、一辺3Km、周囲12Km。巨大な伽藍であることを知る上で、十分な広さでした。
環壁の内側からは、北側聖池に映る「逆さアンコールワット」がはっきり見えます。池には蓮の花が咲いています。ここが一番の撮影スポット?
第2廻廊の外壁に書かれている「髪型の異なる4人のデバター」です。
アンコールワット見学の後は、カンボジアの伝統舞踊のアブサラダンスのディナーショーにでかけました。
アブサラとは「天の踊り子」のこと。クメール王朝の栄華を彷彿とさせます。優雅な指使い、足首の動きが見事です。
詳しくは、「めいすいの海外旅日記・・・アンコールワットとベトナム2都市 第4日 アンコールワット」 をご覧下さい。