世界遺産 コスコ市街
インカ帝国の都だったクスコ。11世紀~12世紀に建設され、太陽神を崇拝する"太陽の都"として栄えました。15世紀後半、インカ帝国の領土は現在のチリ、ボリビア、北はエクアドルまでの大帝国となります。クスコとは「ヘソ」の意味。大インカ帝国を築いた人々にとって、クスコは世界の中心、宇宙の中心でした。
しかし16世紀、スペインの征服者(コンキスタドール)によって神殿などはことごとく破壊され、黄金は持ち去られ、インカの人々は激しい搾取を受け、街を追われることになります。
クスコの街の中心にあるアルマス広場のカテドラル。インカ帝国時代のピラコチャ神殿の跡に100年かけて建てられたもの。
スペイン人の強制による過酷な労働で800万人の原住民が死んだといわれるポトシ銀山。礼拝堂には、そのポトシの銀300トンが使われた主祭壇があります。
同じくアルマス広場のラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会。こちらもインカ帝国第11世のワイナ・カパックの宮殿跡に建てられました。
アルマス広場は日曜日ということもあって、人々が多く集まり、大学生などの若者を中心とした祭が行われていました。
現地ガイドさんの話では、このお祭りは「地球環境の保全」がテーマになっているとのこと。左上はコンドルの張りぼて?
精巧なインカの石積みの代表例である12画の石。カミソリの刃一枚通さないというのもすごいですが、表面だけでなく内部もこうした複雑な石積みになっているというのも驚きです。頭の構造はどのようになっていたのでしょうか?
また、アンデス地方は地震が多く、すぐれた耐震構造ともなりました。スペイン人もこうした石積みは壊せなかったということです。
この「12角石通り」にお祭りの一行がやって来ました。
行進する人達の笑顔がたえませんでした。
詳しくは 「めいすいの海外旅日記・・・南米三大絶景の旅」第6日・・・クスコの街 をご覧下さい。
PENTAX K20D + SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC MACROで撮影
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