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科捜研の女 - 劇場版 -

2021-09-08 | 映画

                               2021/9/6 東宝シネマ・ららぽーと冨士見

1999年の放送開始から20年以上にわたり、人気ドラマとして愛され続けている「科捜研の女」。
常に最先端の技術を取り入れ、解決した事件は250を超える「科学捜査のミステリー」の世界が、
その集大成としてスケールアップし映画化された。

【脚本】 ・・・ 櫻井晴
【音楽】 ・・・ 川井憲次
【監督】 ・・・ 兼崎涼介
【出演】出演
  榊マリコ ・・・ 沢口靖子
  土門 薰 ・・・ 内藤剛志
  風岡 皐月・・・ 若村麻由美
  日野和正 ・・・ 斉藤 暁
  宇佐見裕也 ・・・ 風間 トオル
  橋口呂太  ・・・  渡部 秀
  涌田亜美 ・・・  山本 ひかる
  金田明夫 ・・・ 藤倉 甚一
  蒲原勇樹 ・・・ 石井一彰
  
  微生物学教授・・・ 加賀野 亘
  大学院生 森奈々枝 ・・・ 駒井蓮
    〃   森友希惠 ・・・ 水島麻理菜
 【撮影】東映 2021  1時間48分

【あらすじ】
   榊マリコを始めとする”科捜研(科学捜査研究所)” のスペシャリストたち、
捜査一課の土門刑事、解剖医の風間教授ら挑むのは「世界同時多発不審死多発事件」。
京都を皮切りに世界中に広がる死の連鎖。現代の科学では解き明かせないトリック
を操る「最強の敵」。数々の複雑な謎を解かなければ死の連鎖はとめられない・・・。

  京都洛北医科大学の研究棟に突如、悲鳴が響く、発見された白衣の遺体はウィルスを研究する女性科学者。
 転落する直前に解剖医の風岡教授が「助けて、殺される」と叫んでいるのを聞いていた。

   続いて、京都在住のウィルスの研究者が遺体となって発見された。

 マリコたちはなんとか殺人事件であるということを確認する。京都府警には「殺人の対策本部」が設けられ、
これまでのように、科学捜査を多面的に進めていく。

しかし、事件に結びつくはずの検出データが微量成分のため、思うように捜査は進展しない。

CTスキャナの脳のデータも事件の原因となった影響は出ているようだということが分かるのだが・・・。

  帝政大学の微生物学教授の加賀野亘は、「ダイエット菌」と呼ばれる腸内細菌を発見し世界規模
での実用化を目指しているのだが、マリコは死に至らしめる毒性があるのではという疑いを持っている。
 しかし、科学的な証明が困難となっていて壁にぶつかっていた。加賀野教授に話を聞くマリコ。

 加賀野教授の実験の被験者。中央、右は森奈々枝で、ダイエット菌を摂取している。左は森友希惠で摂取しない
被験者である。二人は一卵性双生児である。 

 加賀野教授の持つ現代科学の知識の最高難度のトリックを前に、”衝撃の最終実験”に臨むマリコ。

 燃えるような夜景の紅葉が鮮やかです。

【感想】劇場の大画面にふさわしい映像が撮影されていて、迫力十分でした。
 ふだんテレビ番組で見る「科捜研の女」より、背景の情報量量が多くなっていました。
 テレビカメラを変えたり、ドローンを使ったり、1カットシーンの時間を多く取ったりして、
 緊張感を増す努力をしたようです。効果は現れていました。
 誰もが「やはりテレビと映画とでは。表現出来る内容が違う」と感じると思います。
 一方、20年間という歴史を感じさせる歴代キャストたちが出演したということも良かった
と思います。私は一時期、一人のファンとしてずいぶんと「科捜研の女」の再放送番組を
見たものです。
 ですから、「ああ、あの時のあの人か!」と思い出したりもしました。

 ただ、日々の「科捜研」の地道な捜査とマリコの知識の冴えの積み重ねが事件を解決に導いて行く
といういつもの良さが出ていないような気がしました。
また外国まで手を広げて大げさにするのが良かったのかについても疑問が残りました。
 それは、テレビ番組とはひと味違うストーリーを作らねばならないという背景があったから
かも知れません。
 
 そのため、ラストの衝撃なシーンは確かに素晴らしいのですが、中間部のストーリー
の面白さがが少々抜け落ちてしまったような気がしました。

〈完〉



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