古式ゆかしく勅使を迎える儀式が春日大社で行われる。
毎年13日に営まれる春日祭は、都の守護と国民の繁栄を祈願するために平安時代に始まったとされる例祭。
春日大社は天皇陛下の勅使参向の神社で、春日祭(明治維新以前は2月と11月の上申の日に行われていたことから別名申祭と呼ばれる)は京都の葵祭、石清水祭と並ぶ三勅祭のひとつ。
木立から差し込む朝の光が輝く今日、黒い装束に身を包んだ藤原姓高官の勅使ら一行は、高く盛った神聖な玉砂利じゅうたんの参道をゆっくりと歩む。
束帯姿の行列は二の鳥居を潜っていく。
大社神職が頭を垂れて勅使と弁を迎え、祓戸神社の神前に着座すると祓えの儀式が行われる。
そのあと、着到殿で着到の儀を済ませて一旦参道を戻り慶賀門から本殿に向かう。
一般者はそのようすを規制ロープ内から拝観する。
南門も同様にロープが張られており、ここからは遠くで行われる神事を垣間に見ることが出来る。
本殿では古来からのしきたり通り、カシワ葉で覆った御棚神饌御供、ご祭文奏上、拝舞(はいぶ)の作法、左・右馬寮官人(さ・うめりょうかんじん)らの白馬2頭の御馬牽廻(みうまひきまわし)、饗膳の儀を経て、林檎の庭で「和舞」が奉奏される。
(H20. 3.13 Kiss Digtal N撮影)
毎年13日に営まれる春日祭は、都の守護と国民の繁栄を祈願するために平安時代に始まったとされる例祭。
春日大社は天皇陛下の勅使参向の神社で、春日祭(明治維新以前は2月と11月の上申の日に行われていたことから別名申祭と呼ばれる)は京都の葵祭、石清水祭と並ぶ三勅祭のひとつ。
木立から差し込む朝の光が輝く今日、黒い装束に身を包んだ藤原姓高官の勅使ら一行は、高く盛った神聖な玉砂利じゅうたんの参道をゆっくりと歩む。
束帯姿の行列は二の鳥居を潜っていく。
大社神職が頭を垂れて勅使と弁を迎え、祓戸神社の神前に着座すると祓えの儀式が行われる。
そのあと、着到殿で着到の儀を済ませて一旦参道を戻り慶賀門から本殿に向かう。
一般者はそのようすを規制ロープ内から拝観する。
南門も同様にロープが張られており、ここからは遠くで行われる神事を垣間に見ることが出来る。
本殿では古来からのしきたり通り、カシワ葉で覆った御棚神饌御供、ご祭文奏上、拝舞(はいぶ)の作法、左・右馬寮官人(さ・うめりょうかんじん)らの白馬2頭の御馬牽廻(みうまひきまわし)、饗膳の儀を経て、林檎の庭で「和舞」が奉奏される。
(H20. 3.13 Kiss Digtal N撮影)