昨年、64年ぶりに復活した御田植えの牛耕は、ひょんなことから実現された。
奈良市秋篠の在住するOさんは、日笠町に住むYさんの茶仕事に訪れている。
氏子のYさんは日頃からおんだ祭には牛が出ててそれは賑やかだったと回想しておられた。
それを聞いた秋篠の八所御霊神社の宮座十人衆のOさん。
うちでは牛面を被って田植え所作をするんだと。
それなら参考にさせてもらって復元できそうだと話がまとまった。
カラスキを後方にたずさえた牛は素晴らしいできばえ。
しかし、途絶えてから60年も経つとどのような所作をしていたのかまったく判らない。
牛役になられたIさんは牛を観察して、見ようみ真似で所作を生み出した。
前足を象った二本の棒を持って杖をつくような感じで田んぼを耕していく。
前足はときおり土を蹴るような足さばき。
もうー、もうーと発して、反時計回りに三周する。
懐かしい牛耕所作に田原の里人は大喜びだ。
(H20. 3.16 Kiss Digtal N撮影)
奈良市秋篠の在住するOさんは、日笠町に住むYさんの茶仕事に訪れている。
氏子のYさんは日頃からおんだ祭には牛が出ててそれは賑やかだったと回想しておられた。
それを聞いた秋篠の八所御霊神社の宮座十人衆のOさん。
うちでは牛面を被って田植え所作をするんだと。
それなら参考にさせてもらって復元できそうだと話がまとまった。
カラスキを後方にたずさえた牛は素晴らしいできばえ。
しかし、途絶えてから60年も経つとどのような所作をしていたのかまったく判らない。
牛役になられたIさんは牛を観察して、見ようみ真似で所作を生み出した。
前足を象った二本の棒を持って杖をつくような感じで田んぼを耕していく。
前足はときおり土を蹴るような足さばき。
もうー、もうーと発して、反時計回りに三周する。
懐かしい牛耕所作に田原の里人は大喜びだ。
(H20. 3.16 Kiss Digtal N撮影)